
テクニカルアナリストの向川です。
今週の相場が始まりました。週末の米国株の上昇から立ち上がりは良かったですが、少し伸び悩みましたね。時間外で米国株先物が下落しており、これも上値を重くしました。
米国サイドが言ってることと、イランが言っていることがズレていて、「イランは無期限に核開発停止に合意したと発言」という報道が出たと思ったら、その後にイランはホルムズ海峡の再封鎖を宣言。
引き続きリスクオンとはならず、方向感ない展開でした。では、今日の相場を振り返りましょう。
ゴールドの動き、こちらのニュースレターでも解説しています。
→https://note.com/commodity_report/n/n991b83b9191f
【米国株】ダウ860ドル超の急伸と「強烈な資金循環」
では、週末の米国株をざっと振り返ります。
停戦協議の根強い期待や、いよいよ始まった決算への期待で寄り付きから上昇スタートでした。全指数が寄り付きから高く始まり、右肩上がりで高値引けする相場になりました。
これまで相場を引っ張ってきた一部のメガテックだけでなく、ダウ・ラッセル2000の急伸が目立ちます。
ダウは景気敏感株も構成されており、ラッセルは中小型株です。市場全体に資金がドバッと広がるセクターローテーションが起こったことが印象的でした。
一方で、SOX指数は+2.43%と指数の中でトップの上昇率に。メガテックから資金が分散しても、半導体への投資意欲は全く衰えていません。
17時現在の米国株はそれぞれ先物が下落しています。

持たざるリスク(FOMO)でここまで一気に最高値まで高騰した米国マーケット。ナスダックはここまで13連騰という歴史的な動きを見せていますが、今週も勢いが続くのか、注目です。
【日本株】ギャップアップで始まるも、上値は重く「寄り天」警戒の展開に
米国マーケットでダウが860ドル超の急進、ラッセルも買われて強気なセクターローテーションが発生。その反対に先週末の日本市場は中東リスクを警戒して大きく売り越していました。
今日はその反動の買い直しもあり、寄り付きから窓を開けて上昇してスタートしました。
しかし、買いが一巡した後は上値を積極的に追う展開にはならず。今週から本格化する日米の主要企業の決算発表や、くすぶる地政学リスクへの警戒感から徐々に失速。
日経平均は59,000円台に乗せる場面もありましたが、買いは続かず。最終的に日経平均は348円高の58,824円で引けています。売買代金は6兆5727億円でした。

最も目立ったのはグロース250で、+1.56%となりました。
米国市場でラッセル2000(中小型株)が急伸した流れをそのまま引き継ぎ、これまで大型ハイテク株の陰に隠れていた中小型が買われています。
一方で、日経平均を引っ張ってきた半導体関連などの主力株は、朝方こそ高く始まったものの、その後は利益確定売りに押される銘柄が目立ちます。これが日経平均やTOPIXの伸び悩みの要因となりました。
業種別に見ると、機械、空運、繊維などが上昇しました。下落は鉱業、海運、石油石炭など。プライム市場の値上がり銘柄は41%、値下がり銘柄は54%でした。
日経平均のチャートを見ると、高値圏を維持できずに後場に向けてダラダラと右肩下がりになる、重い動きになりました。ローソク足も小さいコマですね。
今日の寄り付きの高値でFOMOに駆られて買っていたら‥ちょっと厳しいですね。今週はテスラやインテルなど決算が出てます。日本企業もファナックやディスコの決算に注目しています。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

