
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
昨日は今年最後のFOMCがありましたが、予想通りの利下げへ。これで米国の長期金利が低下、そして株高へ。いい流れのマーケットになりましたね。
昨日のライブでもポイント解説しているので、こちらからご覧ください。
→https://youtube.com/live/HdECV2QmJr8?feature=share
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】FOMCを抜けて買い優勢の相場へ!
昨日のマーケットはFOMCの結果待ちで、これが朝方4時の予定だったので、序盤は方向感ない展開でした。
ダウ平均は13ドル高の47,573ドルでスタートも、中盤まではレンジが続きました。そして終盤、FOMCの結果がわかり、予想通り0.25%の利下げが決定。2026年の利下げが1回予定となり、これも予想通り。
これが安心材料になったことで終盤にかけて上昇。最終的には497ドル高の48,057で引けました。ダウは再び48,000ドルの世界に到達です!
エヌビディアとマイクロソフトが重かったですが、それでもナスダックは77ポイント高の23,654、S&P500は46ポイント高の6,886と反発です。

昨日は11業種のうち9業種が上昇。資本財や素材が強く、下げたのは公共と生活必需品。先ほどあげたようにエヌビディアとマイクロソフトは弱かったものの、他のハイテクは堅調。
キャタピラーやジョンソンアンドジョンソンなども上昇し、ウォルマートは下げました。そして決算発表のオラクルが急落。次は半導体のブロードコムの決算も控えており、こちらは明日の朝方ですね。期待しましょう!
【日本株】FOMC無事に通過も日経平均は続落へ。
今日の日経平均は上昇してスタートしたものの、すぐに失速。
引け後に出たオラクルの決算が低調で、設備投資額が増加する見通しとなり、アフターマーケットで急落。これが日本株にも水を差しました。
スターゲート計画で協業するソフトバンクGも急落となり、これが日経平均を押し下げ。日経平均は前場の引けまで売り優勢が続きました。
後場に入っても流れは変わらず、米国株先物も重く始まったことでさらに下落。為替も円高に振れたこともマーケットを重くしましたね。日経平均は5万円を割れる局面もあり、攻防戦が続きました。
しかし、大引けにかけては反発し、最終的には453円安の50,148円で大引け。TOPIXも4日ぶりに反落となりました。

今日の売買代金は5兆3,942億円。業種ごとで見ると卸売、証券先物、海運などが上昇。下げたのは情報通信や非鉄金属、電気ガスなど。プライム市場の値上がり銘柄は12%、値下がり銘柄は84%。
今日はソフトバンクGが急落。レーザーテックやフジクラなどが下落し、任天堂も続落。三井金属とJX金属なども下落。東京電力やくら寿司、TDK、日東電工なども弱いですね。
一方でアドバンテストは堅調、商社も強く続伸中。良品計画や代金、中外製薬も上昇。キオクシアやパナソニックも堅調でした。
さて、明日の日本市場はメジャーSQ。売買高は急増しそうですが荒れることも想定です。そして来週は雇用統計と日銀会合ですね。
次は日本の利上げがあるのか?ですが、インフレしてると言ってもまだ3%ですし、食料品とエネルギーが強いものの他は大してインフレしてないので、ここで利上げは悪手です。
私はやらないと思っていますが、ニュースを見ていると利上げの流れが強まっていますね。答え合わせは来週にやりましょう。
では、明日もいい波乗っていきましょう!


