
向川|認定テクニカルアナリストMFTA®
いよいよ明日はメジャーSQ、そして今日明日で米国の重要なインフレ指標が発表です。盛り上がってきましたね、今週の相場の最大トピックです。
さて、今日の相場ですが、直近3日間とはまったく逆のことが起きました。日経平均は128円高の65,270円。これで3日ぶりの反発です。
数字だけ見れば「小幅高」ですが、中身はまったく違って見えます。朝方は一時956円安まで下落も、そこから切り返して大引けはこの日の高値。安値から1,000円ほど買い戻しです。こちら今日の日中の動き。

思い出してみてください。
昨日は前場+525円
↓
引けは-126円。
一昨日は前場+400円
↓
引けは-1,130円で安値引け。
2日続けて日中の上げが引けには消える展開です。上値の重さが分かりやすかったですが、今日はその逆へ。 再び警戒感が高まっているのは中東情勢のバチバチによる原油高。こちらが原油チャートですが、少しずつ100ドルに接近中です。

これによって日経は一時956円安まで下げています。
流れが変わったのは午後で、押し目買いが入ったところにTSMCの月次売上高が好調で、半導体株が持ち直しました。大引け間際には先物買いが強まり、プラス転換してそのまま高値で終了に。
日経225の構成銘柄は値上がり110、値下がり112、横ばい3。上がった銘柄と下がった銘柄がほぼ同数となりました。
つまり今日の切り返しは、幅広い銘柄が買われたというより、半導体を中心とした一部の銘柄と、引け際の先物買いの勢いが感じられます。 指数の形は良くなりましたが、市場全体が一斉に強くなったわけではないかなと。
TSMCは台湾の半導体受託製造の最大手。エヌビディアやアップルのチップを作っている会社です。ここが毎月発表する売上高は、半導体需要を見る指標として注目されます。
決算は3カ月に1度ですが、月次売上は毎月出るデータ。今日はその数字が好調だったことで、「AI需要はまだ強い」と見られたようですね。そして明日はメジャーSQ。今夜のPPIやCPIも注目です。
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今日の日経チャートを振り返ってみましょう。
同じ1,000円級の値幅でも、
- 上げてから戻される(上ヒゲ)→ 上値が重い
- 下げてから切り返す(下ヒゲ)→ 下値が堅い
と考えますが、この3日間は上ヒゲ2本のあとに下ヒゲ1本。同じ「乱高下」でも、ちょっと見え方が変わります。では今日はここまで。明日もいい波乗っていきましょう!


