【9/17】日経ほぼ全面高。米国利上げ決定、日本も利上げか?

コラム

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今日の日経平均は
213円高の64,136円、
これで2日続伸となりました。

今朝にも配信しましたが、
米国は利上げ決定。

日本の利上げも濃厚で、
こちらは明日に結果が出ますね。

さて、相場を振り返ります。

今日は数字だけ見れば小幅高ですが、
中身がかなり強い一日でした。

■ ほぼ全面高の相場へ

まず、この数字を見てください。

・東証プライム
値上がり1,289銘柄(83%)
・日経225
値上がり182銘柄(81%)

8割を超える銘柄が上昇で、
ほぼ全面高と言っていいでしょう。

TOPIXも+0.80%と、
日経平均の+0.33%を上回りました。

指数より中身のほうが強い、
という状態です。

「久しぶりに指数と中身が一致した」と
昨日のニュースレターに書きましたが、
今日はさらに一歩進んで市場全体が
しっかり買われた形になりました。

■値動きは荒かった

一方で、日中の動きは
平坦ではありませんでした。

朝は+720円高でスタート。
FOMCを大きな波乱なく
通過した安心感からです。

ところが、
AI・半導体株への売りが重く、
後場には一時マイナスへ転落。

高値から一時約819円下落です。

そして大引け前に買い戻され、
日経は最終的に+213円で着地。
安値からは約312円の切り返しです。

■ 何が指数を振らせたのか

答えは半導体です。

アドバンテスト、
東京エレクトロンなどの
AI・半導体株が今日も下落。

これらは日経平均への
影響が大きい銘柄ですから、
他の8割の銘柄が上がっていても、
これらが売られると指数は伸びません。

後場のマイナス転落も、
ここが原因です。

背景には、FOMCが年内に
あと1回の追加利上げを示唆したこと、

そして米10年債利回りが5%台で、
AI規制・AI開発減速への警戒が続きます。

昨夜の米国では
SOX指数が逆行高でしたが、
日本では逆に売られているので、
同じ半導体でも日米でも反対の動きです。

■ 買われたのは「出遅れ」銘柄 

では、8割の銘柄は何が買われたのか?

・自動車など輸出株に見直し買い
・銀行や保険など金融株
・出遅れていたバリュー株
・三菱重工など防衛関連

これまでAI・半導体に
資金が集中していた裏で、
置いてけぼりの銘柄たちです。

AI・半導体から、
バリュー・出遅れ株へ、
今日はこの動きが鮮明でした。

■ ここ数日の流れを整理します。

この3日間の中身の変化が
かなり分かりやすいです。

一昨日:日経ほぼ横ばいで7割の銘柄が下落
昨日:日経+438円、67%が上昇
今日:日経+213円、83%が上昇 

日経平均の上げ幅は
小さくなっているのに、
上昇している銘柄の割合は増加。

指数を押し上げる力は弱いが、
市場の裾野は広がっています。

半導体という主役が休んでいる間に、
他の銘柄たちが少しずつ買われている、
そんなマーケットと言えるでしょう。

■ 向川の視点

まずはFOMCという
最大の材料を通過しました。

「利上げ決定、年内あと1回の示唆」

という結果になりましたが、
しばらく金利高の時代は続くでしょう。

ただ、今日の市場の反応を見ると、
悲観一色ではありません。

金利上昇が逆風になる
半導体は売られました。

金利上昇が追い風になる
銀行・保険は買われています。

円安一服で輸出株が見直され、
こうして見ると銘柄ごとに
素直に反応しています。 

そして明日は日銀会合です。

日本の10年債が3%台に
乗っているなかでの会合になります。

今日の様子見ムードも
これが影響しているでしょう。

材料としては、
これが今週最後の山です。 

暇な相場が続いていますが、
そろそろ動いてきそうな気配です。

まずは目の前のイベントを
しっかりと見届けましょうね。

では、明日もいい波乗っていきましょう!