編集部の野々村です。
今日の相場も
厳しい展開となりました。
昨日の米国、そして
今日の日本と大きく続落。
真っ赤に燃えるほど
下落の流れが加速しています。
まず昨日の米国株ですが、
ダウ、ナスダック、S&P、
それぞれ下落しています。
特に弱かったのはナスダックで、
ハイテク株全般が売られました。
問題となっているのは
やはり原油高。
背景には中東危機があり、
依然として緊迫しており
引き続き警戒が必要です。
ちょうど今、イスラエルに
バイデン大統領が訪問中です。
このタイミングでは
さすがに陸上作戦はないと思いますが、
数日以内にもしかしたら
本格的な戦いが始まる可能性もあります。
一方で反イスラエルの声も大きく、
ハマスを擁護する人たちも
世界中でデモをしています。
日本のテレビも一部、
反米思考でありますから、
ハマス擁護の声もありますね。
そして、米国の経済指標も
まだまだ強いことが確認され、
長期金利が一段と上昇中です。
こちら米国10年債です。
節目の5%も見えており、
この勢いが止まる気配がありません。
そんな中で日本株も始まりましたが、
462円安で寄り付き、終始売り先行でした。
前場終盤には31,500円を
2週間ぶりに割り込むなど、
厳しい展開でしたね。
特に弱かったのは
半導体株です。
主力企業は軒並み下落し、
その他のセクターも全体的に弱かったです。
今日は31,500円の攻防で、
行ったり来たりしてましたが、
チャートを見ると窓をあけて下落。
今夜はFRBパウエル議長の
発言があるのと、
明日は朝に日本の
消費者物価指数が出てきます。
この2つの内容によって
さらに下落が強くなるか、
少し反発を見せるか、、
次の流れが見えてきそうですので
注目したいとおもいます。
今日の日経平均ですが、
-1.91%の31,430円でした。
TOPIXは-1.36%の
2,264円でした。
マザーズは-2.01%の
659円で取引を終えています。
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今日の注目決算※プライム市場のみ
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今日も決算が出てきました。
ラクスル(4384):
今期最終を32%増益に上方修正、最高益更新へ。
三和HD(5929):
上期経常を36%増益に上方修正、最高益更新へ。
リソルHD(5261):
今期経常を33%上方修正。
富士通ゼネラル(6755):
今期経常を10%下方修正。
ディスコ(6146):
上期経常が20%減益で着地。
注目の半導体、ディスコですが
業績ダウンでした。
明日は東京製鉄や
岩井コスモHDなどが
決算を予定しています。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: パルプ紙2位: 陸運
【値下がり】
1位: 精密機器2位: 医薬品3位: 機械
今日のランキングです。
東証33業種中31業種が下落。
プライム市場の値上がり銘柄は
全体の22%、値下がり銘柄は76%でした。
ハイテク株が弱く、
レーザーテックや東京エレクトロン、
ソシオネクストなど主力半導体が弱いです。
決算が弱かったディスコも
今日大きく下落しています。
また、UFJなどメガバンクも下落、
商社株も弱く全面安になりました。
他にも主力を見ても、
ファストリ、第一三共、安川電機、
三菱重工業、パナソニックなども下落です。
一方、カナデンが昨日の
好決算から急騰しました。
そしてIDOM、ヤマダHDは
証券会社が目標株価を引き上げて上昇です。
ここからもう一伸び、
株価が上昇するためには
企業の業績にも着目です。
来週も決算が続きますので、
ニュースレターでも近況を
お届けしてまいります!
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:カナデン(8081)+7.33%
2位:IDOM(7599)+7.10%
3位:ヴィアHD(7918)+6.06%
4位:北の達人(2930)+5.13%
5位:松屋(8237)+3.49%
・値下がりランキング
1位:コプロHD(7059)-8.90%
2位:JMDC(4483)-7.54%
3位:アンビスHD(7071)-7.34%
4位:第一三共(4568)-7.01%
5位:東応化(4186)-7.00%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:東エレク(8035)-99.40
2位:ファストリ(9983)-94.91
3位:アドテスト(6857)-39.96
4位:第一三共(4568)-26.97
5位:TDK(6762)-18.18