From:編集部 黒木
皆さんは高配当投資をご存じでしょうか? 高配当投資とはその名の通り、配当の高い株式に投資をする手法です。 配当の高い株式に投資をすることで安定的なインカム収入が期待できます おすすめの日本株・アメリカ株の高配当株を紹介しますので参考にしてください
高配当株投資の主なメリットは5つ
まずは具体的な銘柄を紹介する前に、高配当株投資の主なメリットを5つ紹介します。
- 給料以外の収入源を作れる
- 投資のタイミングがあまりない
- 積立投資でもできる
- 毎年安定的な収入源になる
- 株価の動きに一喜一憂しない
それぞれのメリットについてわかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
給料以外の収入源を作れる
高配当株投資を継続的に行うことで、給料以外の収入源を作ることができます。
近年、終身雇用の仕組みが崩れ、年功序列の賃金体系もなくなりつつあることから、給料以外の収入源を持つ事は非常に重要です。
配当収入はキャピタルゲインに比べて安定的な収入になるので、給料以外の収入源にピッタリといえるでしょう。
投資のタイミングがあまりない
高配当株投資については長期間保有することになるので、投資のタイミングはあまり関係ありません。
キャピタルゲイン狙いの投資のように投資のタイミングをあまり気にしなくて良いのは大きなメリットになるでしょう。
積立投資でもできる
高配当株投資は一括投資でももちろん可能ですが、毎月一定の金額を積み立てる積立投資でも可能です。
毎月コツコツ積み立てていくことによって、毎年受け取れる配当金が増えるのは、モチベーションアップにもつながり、大きなメリットになります。
毎年安定的な収入源になる
配当収入はキャピタルゲインに比べて安定的な収入源になります。
もちろん、配当金が下がる可能性はありますが、キャピタルゲイン狙いの投資のように大きな損失を被ってしまう可能性は低いです。
なぜなら、長期で保有することによって配当金をたくさん受け取れますし、株価が安定する傾向にあるからです。
株価の動きに一喜一憂しない
キャピタルゲイン狙いの投資のように株価の動きに一喜一憂しなくても良いのは高配当株投資の大きなメリットです。
短期的な動きよりも長期で配当金を受け取ることを目的としているため、株価の動きに左右されないのは大きなメリットになるでしょう。
高配当株投資の主なデメリットは3つ
高配当株投資にはたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。主なデメリットは3つです。
- キャピタルゲインに比べて利益は少ない
- 大きな利益にするには時間がかかる
- 配当が少なくなる可能性もある
それぞれのデメリットについてわかりやすく説明をします。
キャピタルゲインに比べて利益は少ない
高配当株投資は安定的な収入気になりますが、キャピタルゲインに比べると利益は少ないです。
今後、成長が見込まれる株式に投資をして得られるキャピタルゲインは莫大になる一方、配当収入に関してはそんなに大きくありません。
こちらをデメリットに感じてしまう方はいらっしゃるでしょう。
大きな利益にするには時間がかかる
配当収入はキャピタルゲインに比べ、安定感がありますが、利回りの高い銘柄でも5%程度です。
つまり、大きな配当金を手にするためには、大きな金額を投資する必要があるのです。
大きな配当金を受け取るためにまとまった資金があれば良いですが、一般的にはまとまった資金がある方は少ないので、時間がかかってしまうのがデメリットになるでしょう。
配当が少なくなる可能性もある
配当はキャピタルゲインに比べて安定はしていますが、それでも配当が少なくなる可能性はあります。
常に同じ配当が出るわけではなく、配当が少なくなってしまう可能性があるのはデメリットになってしまうでしょう。
おすすめの配当利回りが4%以上の日本株銘柄
こちらではおすすめの配当利回りが4%以上の日本株銘柄について紹介します。
どれも自信を持っておすすめできる銘柄になりますので参考にしてください。
商船三井(9104)
・株価:3864円、配当利回り: 4.92%
商船三井は総合海運大手です。タンカーなど油槽船とLNG船の保有隻数は国内最多を誇ります。
商船三井の配当、利回りも非常に高く、4.92%です。
海運株は値動きは大きいですが、配当が高いため、長期で保有すれば配当だけで大きな利益になるのではないでしょうか?
富士興産(5009)
・株価:1834円、配当利回り:5.23%
富士興産はENEOS系の石油販売会社です。
中期経営計画の3年目において石油事業では、原油価格の上昇により増加した仕入コストを早急に販売価格へ転嫁することを最優先事項としてマージン是正に取り組んでいくようです。
経済活動の回復動向に注視し、いち早く需要を取り込む営業活動に傾注するとともに、事業運営費の見直しを行うことにより、 石油事業の収益改善を図っています。
中期経営計画の事業別施策である次世代液体エネルギーの供給を見据えた新規顧客の獲得に努め、配送体制の強化並びに自社基地の効率活用などによるサプライチェーンの拡充・強化を推進。 仕入ソースの多様化、付随サービスの強化などにより事業拡大をしています。
最近は株価も好調で、配当利回りは若干落ちてはいますが、それでも5%台をキープしているので、非常に魅力的な銘柄であるといえるでしょう。
西松建設(1820)
株価:3741円、配当利回り:4.62%
西松建設は総合建設準大手で財務健全な会社です。土木に強みがあり 戸田建設と業務提携しました。
また、アクティビストとの対立を経て、伊藤忠商事が一部株式を取得。 不動産投資事業などでの相乗効果を見込んでいます。
こちらも配当利回りが高く、株価も上昇傾向にあるので、投資妙味が高い銘柄であるといえるでしょう。
JT(2914)
株価:3720円、配当利回り:5.05%
JTは言わずと知れた、たばこ国内製造を独占している会社です。 海外たばこが好調で、食品・医薬も展開しています。
2022年1月に国内外のたばこ事業を一本化しました。
本社機能をスイス・ジュネーブに置きます。日本のたばこ事業はアジア・太平洋クラスターに属しており、今後この効率化の効果が出てくると期待されています。
配当利回りが5%を超えており、ようやく株価も持ち直してきたので投資妙味があるのではないでしょうか。
ソフトバンク(9434)
株価:1765円、配当利回り:4.87%
ソフトバンクグループの国内通信子会社で、「ソフトバンク」 「ワイモバイル」などを展開しています。
端末など物販が回復し、ヤフーやZOZOなど傘下企業の電子商取引(EC)は需要拡大が続きます。
企業や自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要の高まりを受けて、 クラウドサービスや人工知能(AI) 技術などを組み合わせて提案する部隊の育成を加速。 収益基盤の安定を目指しています。
ソフトバンクについては知らない方が少ないのではないでしょうか?配当は5%近くで株価も持ち直してきているのでおすすめ銘柄になります。
おすすめの配当利回りが4%以上の米国株銘柄
こちらではおすすめの配当利回りが4%以上の米国株銘柄について紹介します。
どれも自信を持っておすすめできる銘柄になりますので参考にしてください。
フィリップ・モリス:配当利回り5.80%
フィリップモリスはマルボロなど世界トップ15ブランドのうち6つを持つ会社です。
近年、電子タバコ市場が広がっていることもあり、この恩恵で業績は拡大しています。コロナウイルスの影響で2020年7月から9月期は2%減収も利益は21%増を達成しました。
配当利回りは5.80%にも及ぶので、まさに高配当株といえるでしょう。
IBM :配当利回り4.46%
IBMは高利回りIT株の代表格として有名です。クラウド化に遅れ、株価は長らく低迷していましたが、最近、盛り返してきています。
また25年連続増配の実績を持ち株主に還元する会社として有名です。
2019年に買収したソフトウェア会社の活用や半導体大手AMDとの協業でAIクラウド分野の強化を目指しています。
配当利回りは4.94%になっています。
ダウ・ケミカル:配当利回り5.66%
ダウケミカルは自動車部材や電子材料向けの化学品などを展開している会社です。
原油安で原材料燃料コストが低下している事は追い風です。
コロナウィルスから景気回復が進めば、5%程度の利回りに加え値上がりも充分期待できる銘柄になっています。
クラフトハインツ :配当利回り4.86%
クラフトハインツは世界第5位の食品系の会社です。
クラフトハインツは、15年にクラフトとハイツが合併してできた会社です。
世界第5位の規模感があるにもかかわらず、2017年2月にイギリス・オランダの食品系大手であるユニリーバへの買収の提案を行いました。
この買収は、失敗に終わりましたがまだまだ規模を求めていることがわかります。
健康志向に乗り遅れシェアを一時落としましたが、利益率の低い製品を売却するなど改革を進めています。
フランクリン・リソーシズ :配当利回り5.24%
フランクリンリソーシズは、70年の歴史を持つ資産運用会社です。2020年夏に競合のレッグ・メイソンを買収し運用資産ランキングが世界39 位から15位に大幅ジャンプアップしました。
ETFの普及により運用手数料は低下の一途ではありますが、この買収により成長路線に戻せるかどうか期待されています。
まとめ
今回はおすすめの高配当銘柄について、日本と米国の10銘柄について紹介をしました。どれも自信を持っておすすめできる銘柄です。高配当株投資は給料以外の新たな収入源として非常に注目をされている投資方法になります。ぜひ今回の記事を参考にしていただき、高配当株投資を始めてみてはいかがでしょうか。