From:編集部 黒木
日本株には33のセクターがあり、それぞれ特徴があります。
今回は注目度が高い「通信セクター」の有望銘柄について紹介をします。
わかりやすく解説をしますので、ぜひ株式投資の参考にしてください。
通信セクターの有望5銘柄を一挙紹介!
日本の通信セクターを代表する5つの銘柄について、それぞれの特徴と株価の推移について紹介をします。
- NTT (日本電信電話)
- KDDI
- ソフトバンク
- 光通信
- インターネットイニシアティブ
それぞれの企業の特徴や株価推移についてわかりやすく解説をします。
NTT (日本電信電話)
NTT(日本電信電話)は、日本の通信インフラの根幹を担う企業として、長年にわたり安定した事業基盤を築いています。
政府が株式の約3分の1を保有する特殊会社として、公共性と企業としての収益性を両立させているのが特徴です。
固定通信網からモバイル通信、さらにはデータセンターやシステムインテグレーションまで、幅広い事業ポートフォリオを持つことが強みでしょう。
特に近年は、5Gネットワークの整備を積極的に進めながら、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連事業の拡大にも注力しています。
海外事業展開も強化しており、グローバルな総合通信事業者としての地位を確立しているといえるでしょう。
株主還元にも積極的で、安定した配当は投資家から高い評価を受けています。株価も安定的に上昇をしており、インカムゲインとともにキャピタルゲインも期待できそうです。
KDDI
KDDIは、auブランドで知られる携帯電話事業を中核としながら、固定通信やさまざまなデジタルサービスを展開しています。
KDDIの特徴は、通信事業者でありながら、「通信」の枠を超えた「ライフデザイン企業」としての変革を進めていることです。
携帯電話サービスで培った顧客基盤を活用し、金融、エンターテインメント、Eコマースなど、生活に密着したサービスを次々と展開しています。
5G時代においては、高速・大容量の通信インフラを活かした新しいサービス開発に力を入れており、特に法人向けソリューション事業での成長が期待されています。
財務面では堅実な経営を続けており、高い株主還元と成長投資のバランスを取りながら、持続的な企業価値の向上を目指しているのも特徴でしょう。
配当は3%前後と高く、株価も堅調です。
ソフトバンク
ソフトバンクは、孫正義氏が率いるソフトバンクグループの通信事業会社として、積極的な事業展開で知られています。
ソフトバンクの強みは、Yahoo!やPayPayなどのインターネットサービスとの連携にあり、通信とインターネットの融合による相乗効果を最大限に活用していることでしょう。
特にキャッシュレス決済サービス「PayPay」は、日本のデジタル決済市場で大きなシェアを獲得し、新たな収益源として期待されています。
また、法人向けデジタルソリューション事業にも注力しており、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を活用したサービスの開発を進めています。
通信料金の値下げ競争という課題に直面しながらも、新規事業の開発とグループシナジーの活用により、収益基盤の多様化を図っているのも特徴です。
ソフトバンクは配当は高くありませんが、株価は順調に推移しています。
光通信
光通信は、通信サービスの代理店事業から成長を遂げ、現在では法人向けソリューション事業を中心に、多角的な事業展開を行っています。
光通信の特徴は、積極的なM&A戦略と高い収益性でしょう。特に、中小企業向けのIT支援サービスや電力小売事業など、ストック型の収益モデルを構築することで、安定的な成長を実現しています。
デジタル化が加速する中、企業のIT投資需要を着実に取り込みながら、新たな事業機会の開拓も進めています。
財務面では、高い収益性と成長性を維持しており、投資しやすいのも特徴です。配当も2%前後と悪くありませんし株価も堅調といえるでしょう。
インターネットイニシアティブ
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、日本初の独立系インターネットサービスプロバイダーとして創業し、現在では法人向けネットワークサービスとセキュリティソリューションの分野で高い技術力を誇っています。
インターネットイニシアティブの強みは、長年にわたって蓄積してきた技術力とノウハウにあり、特にクラウドサービスやセキュリティ分野での評価が高く、多くの大手企業から信頼を得ていることでしょう。
5G時代の到来に伴い、IoTプラットフォームの提供やモバイル関連サービスの拡充にも力を入れており、デジタルトランスフォーメーションの進展とともに、さらなる成長が期待されています。
配当は高くないですがここ5年で株価は爆発的に上昇をしています。
通信セクターは今後さらなる発展が期待できる分野!
数あるセクターの中でも通信分野に関しては、今後さらなる発展が期待できます。
デジタルトランスフォーメーションのさらなる進展やスマートフォンを中心とする動画ビジネスなど通信セクターには様々な可能性があり、今後も多くの企業が革新的なサービスを出してくることが期待できます。
また、通信セクターは、在庫を抱えるリスクが低く、高い収益力も魅力です。
有望な若手の多くも通信セクターで企業をしており、今後、今回紹介をした有望株を超えるような銘柄が出てくる可能性もあります。
当面の間は通信セクターにとって追い風が続くと予測されますので、ぜひ今回の記事を参考にしていただき、通信セクターへの株に投資を検討してみてはいかがでしょうか。