
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今週の相場が始まりましたね。ここまでハイテク株高、そして半導体株高など、ほぼ事前の予想に近いかたちで相場が動いています。
もちろん100%絶対!なんてチープなことは言いませんが、わりと高い確率で”チャートの向こう側”を読み解き、事前に配信しているので、見ておいてくださいね。稼ぎ時相場ですからね。(儲かった報告は随時お待ちしてます)
さて、今日の日経平均も続伸、これで3日連騰ですね。米中の協議もひとまず無事に着地。米国株の先物も上げてますね。↓は17時時点。

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では、今日のマーケットを振り返りましょう。
先週末の米国株をざくっと振り返り
先週の米国株ですが、米英の貿易協定合意を受けて、さらなる関税交渉進展への期待から寄付き後は上昇しました。
しかし、主力株を中心に利益確定の売りにおされ、主要3指数は高安まちまちの展開でした。
S&P500は11業種のうち7業種が上昇、特にエネルギーがあげました。他には不動産や一般消費財・サービス、素材などもしっかりと。
特にヘルスケアが売られ、今日出てきた医薬品の大幅値下げが警戒されて関連株が軒並み下落です。
トランプが対中関税80%へ引き下げを示唆したことは良かったものの、「無条件での引下げはない」との見方もあり、ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大。
ハイテク株は堅調で、ナスダックはプラス圏を維持して先週の取引を終えました。
日経平均140円高で3日続伸、半導体関連株が指数を支える
そして、今週の相場がスタート。
日経平均は140円高の37,644円で引けました。これで3日続伸です。
米中の協議を終えて、両国の対立が和らぐとの見方から幅広い銘柄に買いがはいりました。特に半導体が上昇し、相場をけん引しました。
先週からの流れで、日本マーケットは寄り付きから上昇スタートも、少しず上値の重い展開になりました。
国内では決算ピークが続くことから様子見ムードもあり、売買代金は4兆8542億円としっかりとあったものの、上値は重かったです。
特に後場に入ってからは売りが重くなり、今日の安値を更新する流れになりましたが、米国株先物が堅調な滑り出しもあって持ち直しました。
そして本日16時、米ベッセント財務長官による会見がスタート。米中相互の関税率を一定期間引き下げることで合意したことを発表しました。

出典:日経新聞
ドル円はいっきに円安へ進み、17時現在は147円後半まで進みました。これによってコモディティが下落、夕方から動き出す欧州株は続伸で動き出しています。そして、今週は日本マーケットの決算に注目ですね。
値動きが大きくて目立っていたところだと、川崎重工が4.6%高と上昇しました。外資証券会社が目標株価を10,000円→11,000円に引き上げたことが好感されました。
今日出てきた決算だと、関西ペイントは今期経常が18%増で2期ぶり最高益となりました。
楽天銀行は今期経常は28%増で6期連続最高益更新、ふくおかフィナンシャルも今期経常13%増で2期連続最高益となりました。
センコーも今期経常13%増で15期連続最高益、オリックスは今期最終8%増で3期連続最高益となりました。
セコムは今期経常4%減益、日本酸素HDは今期最終17%増で2期ぶり最高益、スズキは今期最終23%減益となりました。
今日のプライム市場の値上がり銘柄は68%、値下がり銘柄は29%となりました。
トランプ関税への警戒感が少しずつ緩和されつつありますが、短期的に加熱しているのは事実。深追いは禁物で、押し目を作ってほしいところですが、引き続きいい波乗っていきましょうね。
向川の視点:決算発表のピークを迎え、企業業績に注目
今週は日本企業の決算発表がピークを迎えるため、株価を後押しする業績を示せるかに注目です。
特に最近のトレンドは自社株買いなので、米国企業みたいな・・とは言いませんが、相場がポジティブになるような発表に期待したいですね。
明日の取引時間中には王子HD、INPEX、大成建設など決算が出ます。その他もソフトバンクG、ホンダ、大和ハウスなども。痺れる展開に突っ込んでいきますね。明日もいい波乗っていきましょう!