
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今週の相場が終わりましたね。週初めからジャクソンホール会合のことを書いてきましたが、今週は世界的にこのイベントが警戒され、特に日米株は調整の流れでした。
とは言っても総崩れしているわけではなく、ただのセクターローテ。調整とも言えない展開かと思います。
注目のパウエル講演は今夜23時。マーケットが動いてくると思うので、注目しましょう。
では、今日のマーケットを振り返ります。
【米国株】パウエル警戒モードで3指数とも下落。
昨日は3指数が揃って下落。ハイテクが重いのでナスダック続落は分かるとして、昨日はダウも下げました。
ダウ平均は130ドル安で寄り付き、すぐさま反発したものの、中盤以降は終始もみ合いに。決算を発表したウォルマートが大幅下落となり、その他の銘柄も売りが波及。相場全体が重い雰囲気になりました。
米長期金利も上昇して、主要ハイテク株も続落。FRB関係者からもインフレ懸念の発言が続き、利下げ期待が遠のきました。最終的にダウ平均は152ドル安の44,785ドルで大引け。3日ぶりの下落となりました。

長期金利上昇によってナスダックとS&Pも重め。S&Pは25ポイント安の6,370。これで5日続落となりましたが今年最長ですね。ナスダックも72ポイント安の21,100となり、こちらは3日続落となりました。
昨日は11業種のうちエネルギーと素材の2業種が上昇。原油が上昇したことでエネルギーセクターが反発しました。9業種は下落し、生活必需品やハイテクが下げています。
主力株を見ると、やはり昨日はウォルマート。4%台半ばの下落となり、この銘柄にしてはひさしぶにガタっと下げましたね。コインベースなどクリプト関連株も弱め。
ダウ採用銘柄からはシェブロンやユナイテッドヘルスは上昇していますが、アイビーエムやホームデポは下げています。M7はGoogleだけ上昇で、他は重いですね。
ドル円が円安に推移し、今日の日本株にも追い風になったかというところ。次は日本株を見ていきます。
【日本株】日経平均は4日ぶり反発!前週末比745円安へ。
今日の日経平均は19円高の42,629円で寄り付きました。
米金利が上昇したことで為替が円安に振れ、輸出株中心に買いが入りました。上げ幅は一時100円超え、堅調な流れでしたが、その後は徐々に失速。
前場はまだよかったものの、後場に入ってからはレンジになりました。パウエル発言が警戒されて様子見ムード継続。
大引け直前にプラス圏に戻ったのはよかったですが、結局は小幅高で取引を終えました。最終的には23円高の42,633円で大引けになりました。TOPIXも17ポイント高の3,100、グロース250指数は3日続落しています。

売買代金は3兆9537億円でした。業種ごとで見ると、保険、証券先物、銀行などが上昇。化学、空運、サービスなどが下落しています。プライム市場の値上がり銘柄は62%、値下がり銘柄は33%となりました。
主力株を見るとソフトバンクGやレーザーテックなど反発。サンリオやフジクラ、古河電気なども買われました。三越伊勢丹は国内証券が投資判断を引き上げ。目標株価を2,720円から2,930円としたことで好感されて買われました。
今日はメガバンクなど銀行株も強く、UFJなど続伸しています。半導体もまちまちでしたが、アドバンテストは今日のエヌビディアの悪材料によって売られました。半導体「H20」の生産作業の停止に関するニュースですね。
他にはソニー、東京海上、トヨタ、富士フィルムなどが上昇し、ファストリ、ダイキンなど下げています。日米ともに長期金利が上昇しており、これもマーケットを重くしている要因になりました。
ジャクソンホール会合では米国の利下げが争点で、インフレの高止まりから利下げに慎重な姿勢を見せており、タカすぎる発言が出るとマーケットが反応するため注目です。
今日の日経平均は4日ぶりに前日比プラスとなり、最高値からの下落は3日でひとまず止まりました。
そして来週はエヌビディアの決算もあります。世界が注目する重要イベントですね。海外投資家は引き続き買ってきており、日本株買いはまだ続きそうです。
来週はエヌビディアの他にもクラウドストライクやデル、そしてバイドゥなど中国ハイテクも決算が出てきます。引き続き面白い相場になりそうですね。
来週もいい波乗っていきましょう!