
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今日の相場は気持ちいいくらいに反発!となりましたね。一方で米国株はまちまち。ハイテクは強いものの方向感なく、明日の雇用統計待ちですね。
日経平均は目先42,000円がビタビタに意識されていて、昨日はここを割って引けましたが今日は回復。さぁこれで明日の雇用統計に突っ込んでいきますね。しびれる展開です。
昨日の夜はLIVE放送でした。YouTubeに公開されているので、こちらからどうぞ。
では今日の相場を振り返ります。
【米国株】ダウ下落もハイテク株が反発。Googleが最高値を更新!
毎月1週目は重要な経済指標が出てきます。
昨日もジョルツ求人が出ましたが、これが市場予想を下振れ。明日の雇用統計も弱めの予想となっており、米国経済の先行き不安から売りが優勢となりました。
ダウ平均は13ドル高の45,309ドルで寄り付きましたが、序盤から売られる展開に。しかし押し目で買われて、後半から徐々に買い戻されました。
最終的に24ドル安の45,271ドルで大引けとなり、マイナスにはなりましたが小幅下落で終わりました。

昨日はハイテク株が反発しましたが、特にGoogleとappleが反発。特にGoogleに関しては独禁法違反による事業分割の話が出ていましたが、この規制が弱まったことが伝わり10%ほど上昇。appleは10日ひかえるイベントの期待感から買われています。
他にもデルやアマゾン、テスラなども買われて、ハイテク株は堅調な流れに。ウォルマートなど小売も買われて反発しています。
これによって指数も上昇し、S&P500は32ポイント高の6,448、ナスダックも218ポイント高の21,497で大引けになりました。
昨日は11業種のうち4業種が上昇。Googleが高騰したことでコミュニケーションサービスが上昇率トップになりました。下げたのはエネルギー。原油がガタっと下げたことで関連株が売られました。
また、百貨店のメーシーズが業績好調から20%上昇しましたが、同じく小売のダラー・ツリーは関税がネガティブ視されて8%ほど売られています。
米国も警戒されているのが金利ですが、昨日はやや鈍化。世界的な株高によって警戒感が増しており、ひとまずは安心感が伝わりましたね。
では、次に日本株も見ていきましょう。
【日本株】日経平均が大幅上昇!金利高にブレーキが好感される。
今日の日経平均は反発して取引スタート。154円高で始まり、序盤から買い優勢の相場になりました。
国内の長期金利も低下したことも安心材料となり、前場の引け前に少し下げたものの、後場に入ってからも流れは変わらず。一時669円高になるなど今日は買いの勢いが強かったです。
値上がり銘柄が1,100を超えて全体の7割近くになり、米国ハイテク株高の流れから今日はソフトバンクGやフジクラ、アドバンテストなどが上昇。日経平均を押し上げました。
引けにかけてやや上値が重くなりましたが、それでも日経平均は641円高の42,580円で取引を終えました。再び42,000円の世界にカムバックしましたね。

今日もっとも強かったのが日経平均、次いでTOPIXですが、こちらも31円ポイント高の3,080で引けました。グロース250は2ポイント高の759で引けました。今日は3指数とも上昇ですね。
今日の売買代金は4兆3217億円。銀行、非鉄金属、保険などが上昇し、鉱業、ゴム、化学などが売られています。33業種のうち上昇は29業種。プライム市場の値上がり銘柄は69%、値下がり銘柄は26%でした。
今日目立っていたのは、まずソフトバンクG。今日は6.5%上昇でした。長期金利の上昇で上値が重かったですが、今日は反発。高値から10%ほど下落していましたが買い直されました。
今日は銀行株が強かったですが、三菱UFJも反発。国内証券が最上位の「買い」を継続し、目標株価を2,600円から2,700円に引き上げたことで買われています。三井住友も同じく上昇しました。
他にはソニーやファストリ、トヨタやTDKなども上昇。日本ヒュームやTOWA、アステリアも反発。
主力で弱かったのはキーエンス、キヤノン、信越化学など。そしてニデックはストップ安となる22%下落となりました。不適切な会計処理の可能性との報道が出て売りが殺到。明日からの動きにも注目です。
さて、いよいよ明日は雇用統計ですね。昨日出た雇用が弱かったですし明日も弱い予想が出ています。また21時からLIVE予定なので、時間ある方はYouTubeに集合ください。
米国株の先行きが見えないなかでも、日本市場は強かったので、今週のイベントをぬけて米国株に動きが出てくると、日経平均の反発も期待ですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!