【10/16相場まとめ】日経平均連騰で48,000円台に回復。TSMC決算に注目。米国株も反発。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日の日経平均も続伸となりました。再び48,000円台に回復ですね。米国株はダウ下落もs&pとナスダック上昇。いい流れで週末を向かることになりそうです。政局も日々動いていますね。

また、日米ともに決算シーズンも本格化。今日もTSMCの決算が出てきましたが、AIブームはまだ続きそうな気配です。では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ハイテク上昇でs&pとナスダック続伸

昨日のマーケットは上下に動きました。米中貿易摩擦が依然としてある中で、金融や半導体などの決算が出てきました。金融大手は軒並み好決算ですね。

ダウ平均は104ドル高の46,375ドルで寄り付き、序盤から堅調な動き。中盤には売られて下落しましたが、引けにかけて買い戻されて最終的には17ドル安の46,253で引けました。

また、半導体大手のASMLの好決算もあってハイテク株が買われました。ナスダックは148ポイント高の22,670と反発。s&pも26ポイント高の6,671と反発しました。

昨日は11業種のうち7業種が上昇。不動産が最も上昇し、他には公益も上昇。一方で素材など4業種が下落しています。

個別株を見ても、まずは金融株。モルガン・スタンレーやバンクオブアメリカなどが好決算を連発。予想を上回る内容から金融株が買われました。

配車サービスのウーバーはアナリストの投資判断引き上げから買われて、他にもAMDやインテルなど半導体株が買われました。ウォルマートも決算を抜けて続伸しています。

ハイテク株が好調なので、今日の日本株も朝の時点で48,000円台に回復していました。日中にTSMCの決算も出るため注目でしたが、結果はいかに。では次は日本株も見ていきます。

【日本株】日経平均は続伸で48,000円台へ

今日の日経平均は買い優勢でスタートしました。

昨日夜に自民党と維新が連立政権を視野に入れた政策協議を進めることで合意。これで高市総理が誕生との思惑から買われました。ハイテク株高、そしてTSMCの決算も良かったことでさらに買い優勢に。

ドル円は円高に振れましたが、日本株への影響は限定的でした。また、維新の連立の件から関西の電鉄株や建設株なども買われました。

日経平均は前場はやや揉み合いだったものの、後場から上昇へ。最終的には605円高の48,277円で大引けとなりました。TOPIXも続伸しましたが、グロース250は下落しています。

今日の売買代金は5兆4426億円。業種ごとで見ると情報通信、非鉄金属、電気ガスが上昇。その他製品、保険、サービスなどが下落。プライム市場の値上がり銘柄は53%、値下がり銘柄は42%。

値上がり寄与トップはソフトバンクGで、今日も続伸。値下がり寄与トップはベイカレント。キオクシアやルネサス、東京エレクトロンなどの半導体が上昇し、今日は三菱重工など防衛株も堅調。東京電力も強いです。

好決算からサイゼリヤがストップ高になり、今日新たにプライムに上場したテクセンドフォトマスクもぶち上げました。弱かったのは任天堂、三井物産、パンパシなど。レーザーテックやIHIなども売られています。

大きな反発で日経平均は続伸、再び48,000円台へ。高市トレード再開との思惑もあって強い相場が続いています。来週には正式に総理大臣が決まり、さらに続々と決算も出てきますね。面白い相場が続いているので、明日もいい波乗っていきましょう!