【10/17相場まとめ】日経平均3日ぶり下落!米地銀株が急落で銀行株が急落。米国株も売られる。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今週のマーケットが終わりました。今日の日経平均は反落、3日ぶりに売られました。米国の地銀にネガティブ報道が出て金融株が下落。他の銘柄も下落しており、この流れを受けて日本株も下げました。

引き続き米国は政府機関が閉鎖しており、今週出てくる予定だったインフレのデータなど結局出て来ないで終わりました。日本も政局が動いており、来週にはやっと落ち着きそうですね。

このニュースレターは新幹線の中で書いているのですが、今日は山口県へ。毎月どこかしらに旅してるのですが、山口県は人生初で楽しみです。

では、今日の相場を振り返ります。

【米国株】地銀ショックで3指数とも下落!

昨日のマーケットは反落でした。

地銀の融資を巡る報道から金融株が売られて、これによって指数が下げました。思い出すのは2023年春のシリコンバレーバンクの破綻です。

地銀が破綻したことで、リーマンショックの再来か?なんて声もありましたが、マーケットへの影響は限定的でした。というのも、リーマンショック以降、同じようなことにならないため、金融機関は定期的にストレステストをしています。

資金も潤沢に持っていないとダメで、より厳格になっています。よって、今回の騒動も影響は限定的で終わるビューで見ています。

ダウ平均は35ドル高の46,289ドルとやや上昇してスタートしましたが、報道が出てから流れが一変、軟調な展開になりました。

後半にかけて売りが加速し、最終的には301ドル安の45,952ドルで大引けとなりました。

半導体はまだ底堅かったですが、ハイテク株が売られてナスダックは107ポイント安の22,562で引けました。S&P500も41ポイント安の6,629で大引け。6,600はキープしています。

昨日は11業種のうちハイテクのみ上昇。他は売られて特に金融が下げました。続いてエネルギーと公益が下落しています。

弱かった相場ですが、セールスフォースが上昇。先行きの見通しがポジティブで買われています。他にはエヌビディア、キャタピラーなどが上昇しました。また、オラクルが強気の見通しを示したことで買われています。

こうなると日本の金融株も心配になりますね。ドル円も円高にふれており、今日のマーケットは上値が重くなりそうな気配です。

では次に日本株を見ていきます。

【日本株】日経平均は約700円下落

今日の日経平均は序盤は上昇してスタート。10時半頃までは上昇しましたが、午後から流れが変わりました。

半導体が買われたことで底堅い相場になりましたが、金融セクターが軟調で、さらに地政学リスクと政局不安が広がって積極的な買いが続かず。

円高になったことも重しになり、輸出株や機械株なども売られました。後場に入ってからも立ったリバウンドはなく、週末要因もあって引けにかけて下げ幅を拡大。最終的には695円安の47,582円で引けました。

今日の売買代金は5兆952億円。保険、銀行、証券先物などが値下がり、その他製品、食料品、水産農林などが値上がりました。プライム市場の値上がり銘柄は26%、値下がり銘柄は70%。

今日は約7割の銘柄が下落しました。アドバンテストやソフトバンクGなどの主力も売られて、メガバンクなども下げました。

三菱商事や三井物産などは買われて、NTTやJTなども買われています。トヨタなど自動車株も軟調、リクルートや日東電工、SOMPOやSBIホールディングスなども売られました。

三菱重工やキーエンスなどは上昇、イオンや三井E&Sなども堅調でした。

今週の日経平均は1.1%安、TOPIXは0.8%安となりました。来週21日には首相指名が行われる予定、高市総理が誕生する可能性が高いです。

ここから10月後半戦、いい波乗っていきましょう!