【10/23相場まとめ】米国株急落!防衛株上昇、半導体株下落、日経平均続落。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

相場は引き続き急落、日経平均も米国株も下げました。対中関税でバチバチしたり、はたまた高市政権への期待と不安もあり、方向感ない展開ですね。

明日24日に高市さんの所信表明があり、まずはここで何を言ってくるか?に注目です。くわえて、財務大臣の片山さつきさんの発言にも今後は要注目ですからね。米国で言うところのトランプ&ベッセントが、高市&片山です。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】3指数が揃って下落。米中バチバチ。

昨日は分かりやすい悪材料が出たことで相場は重くなりました。

トランプが米国製のソフトウエアを搭載した製品の対中輸出規制を検討しているとの報道が出て、先日からの米中バチバチが再燃。ハイテクが売られて、昨日良かったダウも最高値で売られました。

ダウ平均は16ドル高でスタートするも、早々から下落。下げ幅を拡大して中盤には昨日の最安値に。最後は少し持ち直したものの、最終的に334ドル安の46,590ドルで大引けに。

昨日はSOX半導体が2%下落、主力の半導体やハイテクが下げました。S&P500は35ポイント安の6,699、ナスダックは213ポイント安の22,740で引けています。

昨日は11業種のうち4業種が上昇。エネルギーが高騰しました。生活必需品やヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄が買われて、資本財や一般消費財などが売られました。

昨日はシェブロンやナイキなどが上昇したものの、決算が嫌気されたネットフリックスが10%の急落。半導体のテキサス・インストゥルメンツも同じく決算が嫌気されて下落へ。アマゾンやセールスフォースも下落しました。

引け後にはテスラが決算を発表したものの、内容はちょっと期待外れに。時間外でも下落するなど、ここから主力企業の決算内容に注目です。

【日本株】半導体株を中心に売られる

重かった米国株の流れを受けて、今日の日経平均は下落スタート。特に半導体に売りが出て、指数を押し下げました。

日経平均は午前中から900円急落となり、節目の49,000円も割れる展開に。押し目買いも入ったことで少し持ち直しましたが、前場は重い雰囲気で終わりました。

後場に入ってからも上値が重く、14時頃に今日の最安値をつけたあと、引けにかけては買い上がりました。49,000円には届かなかったものの、最終的には666円安の48,641円で大引けになりました。

今日は売買代金は5兆1011億円。情報通信、証券先物、電気機器などが下落し、鉱業や不動産、パルプ紙が上昇。

重かった日本市場ですが、値上がり銘柄数が1,000近くになるなどそこまでネガティブではなく、高市セクターといえる防衛は堅調ですし、不動産、パルプ紙など内需株が上昇。造船もぶち上げました。

日経平均は大幅に続落したわりには、むしろ期待の持てる相場だったと思いますね。

売買代金トップのソフトバンクGが急落、東京エレクトロンやアドバンテストなども下落し、サンリオやUFJ銀行なども重め。このあたりの主力がガタっと下げて、上がったのは三菱重工やIHI、東洋エンジニアリングなど。これはレアアース関連ですね。住友重機械などもしっかりと。

明日は週末でちょっと様子見ムードになるかもですが、まずは高市さんのメッセージを要チェックですね。5万円の大台を目指す流れに期待しましょう。

では、明日もいい波乗っていきましょう!