【10/24相場まとめ】日経平均3日ぶり反発!米国株も反発で重要な10月後半戦相場へ

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

週末のマーケットは反発。半導体やハイテク株に買い戻しがあり、最高値に接近しました。昨日の米国株も反発で、米中のバチバチが少し緩和されました。

今日は高市総理の所信表明もあり、引き続き高市セクターが注目される中、いよいよ来週はトランプ来日ですね。盛り上がってきました。

では、今日のマーケットを振り返りましょう。

【米国株】米中対立が緩和されて3指数とも上昇

さて、米国株ですが、引き続きこちらも決算が注目され、良好な決算を出した企業が買われました。トランプと習近平が30日に会談する流れにもなり、無事に米中のバチバチも着地しそうな気配です。

これらを好感して、ダウ平均は71ドル安で寄り付き。序盤から上昇し、前半は少し重いところもありましたが、後半から買い上がりました。徐々に上げ幅を拡大し、最終的には144ドル高の46,734ドルで大引けとなりました。

ハイテク株が買われて、S&P500は39ポイント高の6,738、ナスダックは201ポイント高の22,941で引けています。

昨日は11業種のうち7業種が上昇。エネルギーと資本が上昇しました。素材やハイテクが売られています。他にもゴールド上昇、 原油上昇、ビットコイン上昇となり、株以外のマーケットも反発しました。

前日に決算が出たテスラですが、新エネルギー製品への期待から買われました。スーパー・マイクロ・コンピューターはガイダンスが弱かったことで8%ほど下落。トランプがロシアの石油会社に制裁を発表したことで原油が上昇、これでエネルギー株が買われました。アマゾンやAMD、パランティア、エヌビディアなどのハイテク株も堅調でした。

為替が円安へと進み、ドル円は152円台へ。日本市場も時間外で上昇していた中で、今日の相場がオープンしました。

【日本株】日経平均は658円高と反発へ

今日の日経平均は買い優勢でスタートして、序盤から49,000円台に回復しました。

ソフトバンクGが上昇するなど、AI・ハイテク株が相場をけん引。ドル円が153円台に入るなど、円安が進んでいきましたが、これも輸出株の追い風になりました。

前場はそのままの勢いで上昇し、後場に入ってからも流れは変わらず。14時からは高市総理の所信表明もありました。ここでも防衛や造船、宇宙やサイバーセキュリティなどの高市セクターへの期待も感じられました。

週末ということもあって日経平均は引けにかけて売られましたが、最終的には658円高の49,299円で大引け。売買代金は5兆3263億円でした。

業種ごとで見ると非鉄金属、鉱業、電気機器などが上昇。不動産やその他製品、その他金融などが下落。プライム市場の値上がり銘柄は41%、値下がり銘柄は54%。

今日はアドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロンなどの半導体が上昇。レーザーテックやキオクシアも堅調でした。フジクラや古河電気なども堅調で、トヨタや川崎重工なども上昇。三菱重工やIHIは重かったですね。

中外製薬や良品計画などが下落、ニデックも急落しました。任天堂や東京電力等も下落しています。

改めて高市トレードが注目されており、いよいよ来週からは決算も本格化。日本も主力企業の決算が続きます。トランプ来日が28日ですね。そして日銀の会合、FOMCと続く、しびれる展開に突っ込んでいきますね。

今年最大のハイライトと言ってもいいでしょう、おもしろい展開になると思います。来週で10月も終わって、いよいよ今年もあと2ヶ月です。最後まで気を抜かず、来週もいい波乗っていきましょう!