
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
注目のエヌビディア決算が出ましたが、予想通りの強い内容でしたね。決算を前にマーケットは小幅な動きとなりましたが、全体としては買いが優勢。そして日本株も反発です。
そして今夜は雇用統計ライブを予定していましたが、今回は9月分だけ発表するみたいですね。今月から冬時間になったので22時から久しぶりの雇用統計ライブをやろうと思います。
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トレードルームのネット環境がおかしくて、来週に新しいものに切り替えるのですが、もしライブができなくなったらインスタで配信します。
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では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】3指数とも反発!エヌビディアも好決算へ
今年最後の決算シーズンも、フィナーレを飾るのはエヌビディア。
決算発表を控えて上値は重かったものの、ダウ平均は46ドル高の43,138ドルで寄り付き。終日、方向感に欠ける展開になりましたが、序盤は上昇。そのあとは伸び悩みましたが、終盤は買い戻し。最後は47ドル高の46,138ドルで5日ぶりに反発となりました。
S&P500は24ポイント高の6,642に上昇、こちらも5日ぶりに反発でした。ナスダックは131ポイント高の22,564、こちらは3日ぶりに反発となりました。
昨日は11業種のうち6業種が上昇。ハイテクが上昇し、コミュニケーションサービスも堅調。素材も上げています。そして5業種が下落して、エネルギーが最も下落。不動産や公益などの弱め。
昨日はエヌビディアが3%ほど上昇するなど、決算への期待から買われました。ブロードコムやASMLなど半導体株が堅調で、アップルやGoogleなども上昇。これまで買われていたユナイテッドヘルスが下落、他にもボーイングやデル、マイクロソフト、メタなどは下落へ。
エヌビディアの決算は、売上が前年同期比62%増の570億600万ドルと、予想を上振れ。次の売上予想も同65%増の650億ドル前後とこちらも上振れでした。

足元のドル円が円安進行しており、157円に到達。輸出関連株に期待できる展開になってきましたが、日本株は果たして。では日本マーケットも振り返りましょう。
【日本株】日経平均は5日ぶりに反発!半導体株に買い戻し。
今日の日経平均は591円高で寄り付き。
エヌビディア決算を経て、調整ムードだった半導体やAI株が反発。日経平均は序盤から5万円台に戻ってきました。序盤の30分で2,000円ほど上昇する展開になりましたが、勢いがあったのは前場でしたね。
後場は伸び悩み、5万円を前後してレンジになりました。今夜の雇用統計が警戒され、連休前ということもあり上値を重くしましたね。大引けは1,286円高の49,823円とこちらも5日ぶりに反発。
TOPIXは53ポイント高の3,299まで上昇し、こちらは6日ぶりに反発しました。

今日の売買代金は6兆7573億円。非鉄金属、電気機器、証券先物などが上昇、下落は保険と陸運のみ。プライム市場の値上がり銘柄は76%、値下がり銘柄は20%となりました。
今日はアドバンテストやディスコなど半導体が堅調。キオクシアが売買高トップになり、フジクラやレーザーテックも強かったですね。イオンや野村HD、住友ファーマ、東京精密なども上昇しています。
主力で下げたのは東京電力、伊勢丹、オリエンタルランドにメルカリ、サンリオなど。決算を発表した東京海上も急落しており、SOMPOは上昇しましたが保険株も明暗が分かれています。
国内金利の急上昇が目立ち、これもマーケットを重くしている要因ですね。明日には政府の21兆円規模の経済政策も出るようなので注目です!
では、明日もいい波乗っていきましょう!


