【12/10相場まとめ】FOMC前夜で方向感ない相場。日経平均3日ぶり下落、米国株はまちまち。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

プロフィール写真を新しくしました。一応実物の写真からAIが作ったのですが、妻曰くこっちの方が爽やかで良いとのこと。笑 しばらくテストします。

さて、今日の相場も揉み合いで、明日のFOMCを前に方向感ない相場になりました。日本株は今もポジションを持っていますが、米国株はノーポジ。今年最後のS級イベントに突っ込んでいきます。

そして今夜はライブです。21時からこちらのリンクで放送するので、ぜひご参加ください。
https://youtube.com/live/HdECV2QmJr8?feature=share

では今日の相場を振り返ります。

【米国株】FOMC前で様子見の相場に。

昨日の米国株はナスダックだけ上昇したものの、ダウとS&Pは下落しました。

FOMCの時間ですが、日本時間だと明日の朝方4時です。その後にパウエル議長の会見ですね。

昨日のダウ平均は14ドル安の47,724ドルでスタート。早々から反転して小幅に上昇しましたが、その後は下落へ。後半の相場では徐々に下げ幅を拡大し、勢いは鈍化しました。

最終的には179ドル安の47,560ドルで大引けとなり、ダウは続落となりました。

ハイテクの一部が上昇したことでナスダックは30ポイント高の23,576、S&P500は6ポイント安の6,840で引けています。

米国も金利高が止まらず、再び4%を超えて上昇中。これも投資家心理にブレーキをかけていますね。

昨日は11業種のうち6業種が上昇。エネルギーや生活必需品が上昇し、下げたのはヘルスケアなど5業種。個別株を見るとゴールドマン・サックスが続伸で最高値を更新しています。一方でJPモルガンは急落。

ウォルマート続伸、ハイテクはグーグルやインテル、ARMやブロードコムなどは強いですね。弱いのはバイドゥなどの中国株、他にはアップルやエヌビディアも下落しています。

日本市場もFOMCが警戒され、ここ数日はあまり動きがない相場が続きます。ドル円が円安に振れていることでマーケットを下支えしそうですが、果たして。では日本株も見ていきましょう。

【日本株】日経平均は小幅に3日ぶり反落

今日の日経平均は223円高の50,878円でスタート。

円安を追い風に序盤は買い優勢となりました。しかし、そのあとは上値が重くなり失速。中盤には下落となり、お昼頃には今日の最安値まで下げました。

後場に入っても流れは変わらずで、材料もない中で買い上がる動きは見られませんでした。ここ数日の日経平均は5万円の下値が意識され、底堅さは伝わってきます。

TOPIXはプラス圏で動いていることからもマーケットの雰囲気は悪くなく、やはりFOMCの結果待ちというところ。今日の日経平均は最終的に52円安の50,602円で大引けに。TOPIXは4ポイント高の3,389と続伸しました。

今日の売買代金は5兆6697億円。その他製品、電気機器、機械などが下落し、電気ガス、商品先物、ゴムなどが上昇。プライム市場の値上がり銘柄は61%、値下がり銘柄は34%でした。

ここ数日は防衛株が堅調で、今日も川崎重工が上昇。これで7連騰となりました。一方で造船は売りに押され、主力株は下落。今日も売買が活況だったソフトバンクGは重く、キオクシアも下落しました。

ディスコやレーザーテックなど主力半導体も重め。任天堂などゲーム株も続落で、ソニーも下落。今日は値上がりが1,000を超えましたが、はっきりしない相場でしたね。

さて、明日のFOMCですが、0.25%の利下げは織り込み済み。来年以降の利下げ回数が注目されています。インフレが警戒されているからですが、またパウエル議長はタカモードか、それとも一転してハトか。来年の利下げ見通しが2回なら思ったよりタカと見受けられそうです。

日本株は金利高の流れの中でも強く、今日もTOPIXは最高値にタッチしたように堅調です。日経平均の年内最高値更新も期待ですね。

では続きは今夜のライブで。明日もいい波乗っていきましょう!