【12/18相場まとめ】米国株続落。ハイテク株安が日本株にも波及して日経平均下落。明日は利上げ?

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川です。えー、人生初のインフルエンザになっておりました。。

熱はもう引いたのですが、頭痛と関節痛はちょっと残っていて、数年ぶりに寝込みました。子供ができると風邪をもらいやすくなると聞いていましたが、いきなりの洗礼でしたね、、

あまり相場も見れてなかったのですが、どのみち今週は週末の会合が意識されていたので、ちょうど良かったかなと。かなり観測記事が出てきているため利上げすると思いますが、相場は織り込んでいるのでしょうか?

どのみち今の米国との金利差を考えたら、ちょっと利上げしたくらいで円安が止まるわけもなく、物価上昇していると言っても食料品を全て差っ引いて見たらインフレ率は1.6%ですから、まったくインフレしてないわけで、これで利上げするの?というのがずっと私が思っていることです。

注目の金利発表は明日の昼ですね。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】3指数とも下落。半導体などハイテク株売られる。

今は日米ともにわかりやすいくらいのセクターローテーションで、ハイテクが売られています。

昨日はオラクルのデータセンター投資にブレーキがかかる報道が出たり、そして米国は利下げの期待から株高になっていましたが、ここへきて利下げが遠のく報道も出たりで、ハイテク株を中心に売られました。

ダウ平均は13ドル高の48,128ドルでスタート、序盤は堅調でしたがすぐに下落に転じて、その後は小幅のレンジに。終盤にかけては売りが優勢になり、最終的に228ドル安の47,885ドルで大引け。これでダウ平均は4日続落となりました。

S&P500は78ポイント安の6,721で、こちらも4日続落。ナスダックは418ポイント安の22,693となりました。

業種ごとで見ると11業種のうち4業種が上昇。エネルギーが最も上昇し、生活必需品、素材、不動産などが上昇。7業種が下落しており、ハイテクとコミュニケーションが下がっています。

原油が反発したことでシェブロンなどエネルギー株が上昇。他にもマクドナルドやP&Gなどが堅調でした。エヌビディアが続落、オラクルやテスラ、TSMCなども下落しており、ハイテク株は全体的に下がっています。

わかりやすく言えば「AI投資への不透明感」ですね。SOX半導体も下がっており、日本株も弱い流れが想定されます。では次に日本株も見ていきましょう。

【日本株】日経平均も反落。明日はいよいよ日銀会合!

今日の日経平均は453円安の49,058円でスタート。

米国株安から売りが優勢で始まり、序盤から下げ幅を拡大。早々に49,000円を割れ込むと、そのあとはレンジになりました。

後場は少しずつ回復して、引けにかけて買い上がる動きがあり、節目の49,000円台に回復して引けたのはまだ良かったですが、いずれにしろ重いマーケットでした。

内需系の中小型株は買われており、TOPIXは下落したものの悪くない動き。日経平均は最終的に510円安の49,001円で大引けとなりました。TOPIXは12ポイント安の3,356で4日続落。グロース250は2ポイント安の645で3日続落でした。

今日の売買代金は5兆1092億円。パルプ紙、水産農林、空運などが上昇。非鉄金属、電気機器、機械などが下落しました。プライム市場の値上がり銘柄は65%、値下がり銘柄は31%。

ソフトバンクGやフジクラ、アドバンテストやレーザーテックなど主力ハイテクが弱め。川崎重工や三菱重工など防衛も弱いですね。古野電気、第一三共、サンリオも下落。一方でキオクシア、リクルートなどは堅調。

さて、いよいよ明日は日銀会合ですね。追加利上げはかなり織り込まれており、利上げしたとしても特にサプライズはないと思います。サプライズがあるとしたら引け後の植田総裁の会見ですね。

金利発表は12時、15時半から会見です。では明日もいい波乗っていきましょう!