
テクニカルアナリストの向川です。
今日から3月相場がスタートしましたが、週末に起こったイランでの中東危機によって荒れた相場になりました。長期化への警戒からリスク回避の動きが見られ、原油が高騰。関連株は上昇しています。
今週はいつもの月初の重要ウィーク。決算はほぼ終わりましたが、注目の経済指標が出てきます。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】2月相場ザクっと振り返り
今日はまず、米国株をザクっと振り返ります。
月初は堅調スタートしたものの、中盤からは波乱の連続でした。
AI懸念、ソフトウェア株が下落するなど、ハイテク株が売られる展開が続きました。そして、トランプ政権の関税が再燃、最高裁判所が無効としましたが、まだこの問題もどうなるかわかりません。
振り返ると、全面安というわけではなく、エネルギーや素材などディフェンス株は買われており、むしろGoogleやApple、NVIDIAなどのM7が弱いです。
AIブームのピークアウト?という懸念も根強く、今月に入ってからもその流れが続くのか?に注目したいですね。
これは1ヶ月のパフォーマンスで見るS&P500です。

週末の米国株は11業種のうち9業種が上昇しました。ウォルマートや通信会社のベライゾン、ヘルスケアのアムジェンなどが堅調。
しかし、英住宅ローン会社の破綻報道が出たことで金融株が下落。アメックスやゴールドマンサックスなどが急落しています。
17時現在の米国株先物です。

では次に日本市場も見ていきましょう。
【日本株】日経平均は大幅反落!中東危機でリスクオフ
今日の日経平均は874円安の57,976円で反落スタートでした。
イランの最高指導者ハメネイ師の死亡が報じられ、地政学リスクの高まりからリスク回避の動きとなりました。
寄り付きから大幅反落し、一時1,500円を超える下落幅となりました。そのあとは少し買い直されましたが、買いは続かず。
今日は半導体株も弱く、後場は下げ渋って、押し目買いも見られましたが、最終的には793円安の58,057円と反落。TOPIXは40ポイント安の3,898とこちらも下落し、グロース250も9ポイント安の768まで下げました。

売買代金は8兆6,305億円。今日は空運、証券先物、銀行が下落し、鉱業や非鉄金属、海運などが上昇しました。プライム市場の値上がり銘柄は21%、値下がり銘柄は76%でした。
今日はアドバンテストや東京エレクトロン、ディスコなどが売られて、他にもUFJ銀行など金融株も弱め。任天堂やソニー、ファストリなども下げています。
キオクシアやフジクラ、三菱重工、INPEXなどが目立っていましたね。大阪チタニウムや石油資源開発などが急騰していますが、原油高を受けて関連セクターは高いです。
さて、今日は下がりましたが、チャート上ではまだ流れは変わっておらず。明日以降も中東情勢の進展で相場が動きそうですが、イランへの攻撃が約1ヶ月ほど続くとの報道もあり、引き続き注視しましょう。
地政学リスクが長期化すれば下押しリスクも残ります。では、明日もいい波乗っていきましょう!

