
テクニカルアナリストの向川です。
今日の日経平均は3日ぶり反落、下げ幅は一時1,000円を超えるなど重い相場になりました。原油の高騰も止まらずで、さらに米国のプライベートクレジットの不透明感も相場を重くしていて、金融セクターが重い要因になっています。
昨日のライブでも中東情勢にも触れましたが、こちらから見れるので、よかったら見ておいてください。
→https://www.youtube.com/live/5f6CAuXYwt8?feature=share
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】地政学一服もインフレ・指標待ちで手控え
先日のトランプ大統領の「戦争ほぼ完了」発言で原油価格が反落しましたが、不透明感が残り、新しい情報も出てくる中でリスクオンの勢いを欠く展開になりました。
ダウ平均は小幅安でスタートし、序盤から方向感ない立ち上がり。そのまま重い相場となり、一時は47,000ドル付近まで売られました。その後は少し回復しましたが、それでも最終的には289ドル安の47,417ドルで反落して引けています。
ペルシャ湾でのタンカー攻撃報道で原油が反発、これでインフレ再燃の思惑も出てきました。しかし、エネルギー・クリーンエネルギー関連が一部堅調で、ダウを支えましたが続落となりました。
しかし、テクノロジーセクターはオラクルの好決算から底堅く、ナスダックはプラス維持。金融・産業株は下落が進み、長期金利は安定しているものの手控えムード強い相場になりましたね。
S&P500は5ポイント安の6,775、ナスダックは19ポイント高の22,716と3日続伸しています。

昨日は11業種のうち3業種が上昇。エネルギーが反発し、ハイテクや通信が続きました。下げたのは生活必需品や不動産など。
エヌビディアは小幅高でしたが、シェブロンは上昇。ユナイテッドヘルスも上昇しました。しかしホームデポやVISA、P&Gなどが下落しています。好決算を発表したオラクルは9%ほど上昇。
3月は地政学ショックで波乱続きですが、原油の下落、そして地政学リスクが落ち着くことが待たれますね。
【日本株】売り材料が多く日経平均は反落へ
今日の日経平均は637円安の54,387円と反落スタート。
昨日出てきたニュースですが、IEAが緊急で石油備蓄放出を決めました。そして日本も週明け月曜から備蓄を放出するとの報道も出ましたが、原油の上昇を抑えきれず重しに。
午前中には下げどまる雰囲気もありましたが、後場に入ってからも下落は止まらず。節目の54,000円も割れてこの日の安値まで売られます。
その後は少し買われましたが、日経平均は最終的に572円安の54,452円で大引け。TOPIXは49ポイント安の3,649、グロース250は18ポイント安の761で引けています。

今日の売買代金は7兆4071億円。不動産、その他金融、水産農林などが下落した一方で、鉱業、その他製品、電気ガスだけが上昇しました。プライム市場の値上がり銘柄は6%、値下がり銘柄は92%。
アドバンテスト、東京エレクトロンなど後場にかけて買われましたが重い展開でしたね。半導体・ハイテク関連が全面安で指数を押し下げています。
一部の資源・石油関連株は買われていて、他にも防衛株も堅調でした。非鉄金属・電線関連も一部堅調ですが、全体を引き上げるほどの勢いはなかったですね。
引き続き銀行株が売られていて、売買代金トップのキオクシアも重め。決算が続いていた三井ハイテックやエニーカラーなどが急落。住友金属など金属株も弱いですね。
地政学リスクがさらに悪化すれば5万4,000円割れの可能性も残りますが、調整一巡で反発のシナリオもあり、方向感がいまいち見えてこないです。日経平均も崩れているので、まだもう少し時間がかかりそうな相場ですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

