
テクニカルアナリストの向川です。
今日のマーケットは反発!となりました。昨日の米国株も序盤は重かったものの後半から反発、その流れ日本株も朝からいいスタートでしたね。
しかし安心するのも束の間、まだ中東情勢の動き次第ではどうなるかわかりません。今見ておくべきは原油で、ひとまずピークは過ぎ去った感はありますが、またバチバチしたり新しい地政学リスクが再燃すると一気に跳ね上がりそうです。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】トランプ発言でリスクオフ一服へ
昨日の米国株ですが、序盤から重い雰囲気のところ、トランプ大統領が中東危機の終わりが近いことを発言。これによってマーケットに安心感が生まれました。
そしてこれによってホルムズ海峡の再開の見通しが出たことで、原油価格が急反落。一時は$120付近まで上昇しましたが、$86〜$90台へ急落。インフレ再燃の懸念が後退してリスクオン急加速の相場になりました。
ダウ平均は130ドル安でスタート、序盤は地政学リスク懸念から下げましたが、そのあとは下げ幅を縮小。トランプ発言から上昇に転じたダウ平均は最終的に239ドル高の47,740ドルで引けました。
S&Pとナスダックも-1.5%級の下げから一転してプラスへ。S&P50は55ポイント高の6,795、ナスダックは308ポイント高の22,695となりました。

昨日は11業種のうち9業種が上昇。ハイテクが最も上昇し、通信やヘルスケアが続きました。下げたのは金融とエネルギー。
個別株を見ると、ここ最近売られていたキャタピラーが買われて、エヌビディアも上昇。ボーイングやIBMは下げています。
また、北欧の大手製薬会社ノボ・ノルディクスの治療薬を販売することに合意したとの報道からヒムズ&ハーズが40%もの急騰に。他にもデルタ航空など航空会社も反発しています。
金融株は一部軟調も全体をカバーしきれず、テック・半導体がけん引しました。
3月相場はここまで地政学ショックで下落基調ですが、ダウは47,700台回復、S&Pは6,800目前、ナスダックはテックけん引で1%超高と、昨日はいい流れになりましたね。
【日本株】日経平均は1,519円高と反発!
そんな米国株高の流れから今日の日経平均は795円高の53,524円でスタート。
また、G7財務相が緊急で石油の備蓄を放出することを協議との報道もあり、原油価格が反落しました。これによってリスクオフムードが大幅に和らぎ、買い戻しが加速。
日経平均は11時頃に約2,000円高となり、今日の高値に到達しました。後場に入ってからは少し下落しましたが、引けにかけてはジリジリと買い上がり、最終的に1,519円高の54,248円で大引け。
TOPIXは88ポイント高の3,664、グロース250が29ポイント高の772で引けています。

前日のパニック売りからショートカバーで踏み上がり、海外投資家の押し目買いも見られます。
今日の売買代金は7兆7,116億円。非鉄金属、電気機器、卸売などが買われて、鉱業のみ下落。プライム市場の値上がり銘柄は88%、値下がり銘柄は9%。
今日も売買高トップはキオクシアで、古河電気やフジクラなども揃って上昇しています。東京エレクトロン、アドバンテストなど主力半導体も堅調で、トヨタ、ソフトバンクGなども堅調。
原油が下がったことでエネルギー株が売られていますが、全体を圧迫せず。三菱重工や川崎重工など防衛株もしっかり。
一方で弱いのはリクルート、サンリオなど。富士通やユニチカ、ロームやニトリ、オリエンタルランドや野村総研などが売られています。
今日は米国株高、そして中東警戒が後退に加えてパニック売り一巡で大幅反発といった相場に。値上がり銘柄が優勢で、地政学リスクが再燃しなければ55,000円台への復活も見えてきそうです。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

