【6/23相場まとめ】日経2,565円急落で7万円割れる。米国株もまちまち、大手ハイテク下落止まらず。

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

ここまで日経平均は8連騰しましたが、今日は売られましたね。まさに急落といった動きで、再び7万円を割れてきました。

過熱感の高まりもあったため、この下落は仕方ないと思いますが、米国が重そうな雰囲気もあるため、少し警戒感が出てきていますね。

日本株だけでなく韓国株などアジア株も下落しており、一斉に警戒感が高まった感もあります。では、今日の相場はいったい何があったのか?振り返りましょう!

【米国株】ダウ平均は小幅続伸も、ハイテク一辺倒の地合に陰り

連休明けの米国株は指数の明暗が明確に分かれました。

ダウ平均が底堅く推移した一方、ナスダックは大幅安を記録。今週決算を控えるマイクロン(MU)などメモリー半導体株へは期待買いが入ったものの、急ピッチな高値圏からの需給調整が指数を圧迫しました。

ダウ平均は9ドル安の51,555ドルでスタート。これが安値となって、そのあとは反発。しかし上げ幅は限定的で、最終的に148ドル高の51,712ドルで引けました。

S&P500は27ポイント安の7,472、ナスダックは351ポイント安の26,166まで上昇しています。

M7が崩れています。メタ、アマゾン、Googleなどが下落中。

ノーベル化学賞受賞者でありグーグル・ディープマインド副社長のジョン・ジャンパー氏、そしてAI論文の共同執筆者ノーム・シャジア氏など、それぞれトップクラスのAI研究者が相次いで競合へ流出したこともGoogleの下落の要因となっています。

連日相場のテーマとなっていたスペースX(SPCX)は、アナリストから「長期的には高成長だが、短期的リスク・リワードは均衡」と投資判断「中立」となったことも引き金となり-16.43%と急落。

オープンAIとの画像表示提携を発表したゲッティ・イメージズ(GETY)が+90.05%と異次元の急騰を見せました。アナリストが「目標株価48ドル(直近終値より57%高い水準)」として投資判断を「買い」に引き上げたスーパー・マイクロ(SMCI)が+15.66%と大幅高。

クレド・テクノロジー(CRDO)も新規の強気カバレッジで+11.29%と急伸しています。

NYダウが寄り付きから終日プラス圏で安定した横ばいも、ナスダックおよびS&P500など下落です。過熱したスペースXなどの資金がマイクロンの好決算期待へと還流する中、まずはマイクロンの決算に注目ですね。

【日本株】日経平均は2,565円安の歴史的急落で「7万円」大台割れ。

前日の米国市場でNYダウは堅調だったものの、ハイテクが下げました。

今日の日経平均は50円高の72,404円と上昇して取引スタート。過熱感の高まりからすぐに下落となりました。

前場はまだ持ち堪える場面があったものの、後半にかけては売られる展開に。後場は下げ幅をさらに拡大し、半導体関連銘柄への売りが指数を押し下げました。韓国株の急落が引き金となった感もあります。

最終的に日経平均は2,565円安の69,788円で大引けに。TOPIXは104ポイント安の3,990と反落、グロース250が20ポイント安の696と反落しています。

相場の上昇波動を主導してきたソフトバンクG(9984)、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)、キオクシアHD(285A)といった主要ハイテク株が一転して激しい利益確定売りに。

さらにイビデン(4062)、TDK(6762)、村田製作所(6981)などの電子部品や、直近で急騰していた古河電気工業(5801)や住友電気工業(5802)などの電線株も大きく値を崩しています。

業種別でも非鉄金属、電気機器、情報通信などが下落率の上位へ。プライム市場全体の値下がり銘柄数は73.9%に達し、市場の大半が調整を強いられる展開です。一方、資金の退避先として、水産農林、陸運、海運などのセクターが上昇。

個別ではフジクラ(5803)がプラス圏を維持したほか、KDDI(9433)、キッコーマン(2801)、大塚HD(4578)などが逆行高でした。

3指数とも前場から後場にかけて一貫して右肩下がりに下値を切り下げました。プライム市場の売買代金は13兆7,350億円と、前日の9.8兆円から急拡大したものの、高値圏での急激な需給変化とパニック的な売りエネルギーが交錯しています。

ひとまずの利益確定の売りと見られますが、明日は先日の日銀会合での意見の公表が予定されています。利上げして1995年以来の1%の政策金利になりましたが、どんなメッセージが出てくるかにも注目です。

では、明日もいい波乗っていきましょう!