【6/24相場まとめ】日経平均は続落、利確売り優勢で相場は軟調。米国ハイテク株も続落。

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

ここ数日は日米相場ともに調整モードですね。今夜、いよいよ注目のマイクロンテクノロジーの決算です。

メモリー大手の決算は世界が注目しており、米国ハイテクが弱いのは決算が意識されているのもあるでしょう。

今月で2026年相場も半分が終了、ちょうど折り返し地点に相応しいイベントになると思います。注目しましょう!

では、今日の相場を振り返ります。

【米国株】ナスダックは2.2%安と大幅続落。IT・ハイテク株への利益確定売りが加速

前日の流れを引き継ぎ、IT・ハイテク株を中心に売りが広がりました。

半導体株やマグニフィセント7から一時的に資金を引き揚げる動きが一段と強まり、ナスダック中心に重い相場に。

ダウ平均は22ドル高の51,735ドルで始まり、寄り付きから下落。しかしその後は反発して、一時は51,900ドル手前まで上昇しました。

マイクロソフトやアマゾンなど一部のIT株がプラス圏に浮上したほか、ウォルマート、P&G、ジョンソン&ジョンソンなどのディフェンシブ銘柄、さらに投資判断引き上げを材料にIBMが買われて指数を支えました。

引け前はレンジになり、最終的には45ドル安の51,666ドルで大引けに。連日戻り売りに押されていたスペースX(SPCX)は、時間外取引で一時146ドル台まで下落し初値(150ドル)を割り込む場面もS&P500は107ポイント安の7,365、ナスダックは579ポイント安の25,587と続落しています。

連日戻り売りに押されていたスペースX(SPCX)は、時間外取引で一時146ドル台まで下落し初値(150ドル)を割り込む場面もありました。しかし値ごろ感からの買い戻しが入り、上下動の末に+0.98%と反発しています。

クラウドインフラを運営するコアウィーブとの間で、5年間・総額3億3,500万ドルのストレージ容量提供契約を締結したバックブレイズ(BLZE)が+43.60%と高騰。

アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたIBMが+5.04%、テイクツー・インタラクティブ(TTWO)が+1.28%上昇しました。

しかし、慎重な第3四半期見通しを示したクルーズのカーニバル(CCL)や、CFOの退任を発表したベスト・バイ(BBY)、10月のCEO交代人事を発表したドミノ・ピザ(DPZ)も下落しています。

ハイテクは重く、マイクロソフト(+1.80%)やアマゾン(+0.57%)がプラス圏で終えた一方、エヌビディア(-4.13%)やAMD(-5.76%)といった半導体コア銘柄に厳しい売りが続いており、テスラ(-5.79%)も大幅安です。

市場の関心がマクロの地政学ヘッドラインから個別企業の業績へとシフトしている感もあります。ダウ平均がディフェンシブ株の受け皿として機能していることから健全なセクターローテーションが起こっていますね。

【日本株】日経平均は続落も、底堅さを見せる軟調なもみ合いへ

前日の米国市場がハイテク中心に崩れました。

さらに韓国のSKハイニックスによるAI用メモリーチップの生産伸び悩み報道もあり、世界的な同セクター売りが加速。本日の東京市場も続続落して取引を開始しました。

寄り付き直後は押し目買いからプラス圏に浮上する場面もあったものの、前場中ごろにかけて再びマイナス圏へ転落。その後は一時6万9,000円の大台を割り込むなど軟調なもみ合い展開でした。

AI関連需要の伸びに対する警戒感に加え、今夜の米マイクロン・テクノロジーの決算発表を前に積極的な買いが見送られました。

日経平均は最終的には613円安の69,174円で続落で大引けとなりました。TOPIXは26ポイント安の3,963、グロース250が1ポイント安の695と続落です。

世界的なAI半導体セクターの売りに伴い、東京エレクトロン(8035)、TDK(6762)、ディスコ(6146)、スクリーンHD(7735)といった主力半導体株に利食い売りが波及。

また、直近まで急騰していたフジクラ(5803)や住友電気工業(5802)などの電線インフラ株、信越化学(4063)なども軒並み下落です。業種別では保険、非鉄金属、石油石炭などが下落率トップへ。

一方で、指数寄与度の高いソフトバンクG(9984)やイビデン(4062)、キオクシアHD(285A)、村田製作所(6981)などが上昇。

ディフェンシブな資金避難先として中外製薬(4519)、ソニーG(6758)、リクルートHD(6098)のほか、三越伊勢丹(3099)やセブン&アイHD(3382)などの内需株も買われました。種別では医薬品、空運、海運などが上昇です。

プライム市場全体の騰落数は、値上がり銘柄数が43.4%、値下がり銘柄数が52.8%。前日の歴史的急落に比べると売り圧力は一服です。売買代金は12兆5,140億円と、本日も12兆円超えでした。

明日は日銀の田村委員が講演する予定です。金融政策についての発言が出るか注目です。では、明日もいい波乗っていきましょう!