【7/24相場まとめ】大幅反落の相場へ!日経65,000割れ、ダウ平均も急落。中東危機の再燃で原油高止まらず。

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今週の相場が終わりました。昨日の米国株は3指数とも続落、原油高が影響してマーケットが重いです。

そして日経も続落となり、今日でついに65,000円も割れてきました。日米ともに上値の重い展開が続きます。

引き続き決算にも注目で、米国はテスラが急落、日本はディスコが急落しました。ハイテク主力の下落でさらに相場がピリついています。

では、今日の相場を振り返りましょう!

【米国株】3指数揃って大幅安。原油高が意識されGoogleは7.1%安

日経も崩れていますが、米国指数も重要なテクニカル局面に差し掛かっています。

徐々に下に抜けてきたのですが、下げ方に特徴があります。ダウが0.97%安に対してナスダックは2.15%安。ハイテク・グロースが集中的に売られた一日となりました。

ダウ平均は463ドル安の51,755ドルで取引を開始、寄り付きからさらに一段安となります。その後いったん下げ幅を縮めましたが、再び下落幅を拡大。以降は安値圏での横ばいが続き、最終的に506ドル安の51,711ドルで引けています。S&P500は90ポイント安の7,408、ナスダックは553ポイント安の25,137で引けました。

見ておくべきは原油です。

ホルムズ海峡が事実上機能しない状況が続く中、代替ルートであるバベルマンデブ海峡周辺でフーシ派がサウジの石油タンカーを攻撃したと報じられました。

これによって原油は一時92ドルまで上昇。トランプ大統領は今後のフーシ派の攻撃はイランの責任と表明しており、応酬に収束の兆しがありません。

そして決算にも注目です。アルファベット(GOOGL)は売上高が市場予想を上回りました。それでも6.8%安、ダウ構成銘柄で下落率トップです。嫌気されたのは設備投資見通しの最大2,050億ドルへの引き上げと、フリーキャッシュフローの赤字転落でした。

かつて設備投資の拡大は成長期待として買われる材料でした。それが今は「回収できるのか」という警戒に変わっていて、売上が予想を上回っても7%売られる相場です。

テスラ(TSLA)も1株利益が予想を大きく下回り、営業コストの伸びが売上高の伸びを上回りました。こちらもフリーキャッシュフローが2年超ぶりの赤字です。

ハイテク大手2社が揃ってFCF赤字転落。これは偶然でしょうか?それとも、AIトレンドに影を落とすイベントになるのでしょうか?引き続き主力の決算には注目です。

一方、ロッキード・マーチン(LMT)は10.5%高でS&P500の上昇率トップ。4-6月期売上高は11%増の200億6,300万ドル、受注残は2,300億ドルと過去最高です。

RTX(RTX)も上昇。防衛セクターへの資金流入は、市場が中東リスクを織り込みに行ってる証拠ですね。

では、次に日本株も見ていきます。

【日本株】日経平均は1811円安の大幅反落へ

今日の日本市場も重くなりました。

寄り付きから米ハイテク安を引き継ぎ、値がさ半導体株に売りが集中。前場中盤に65,000円を割り込み、一時は下げ幅2,200円を超えました。

後場も64,500円前後で終日安値圏のもみ合いでした。高値は寄り付き直後で、そこからほぼ一本調子です。

内需・ディフェンシブ株は買われましたが、週末要因もあって積極的な買い上げは見られず。最終的に日経平均は1,811円安の64,611円で大引けとなりました。TOPIXは42ポイント安の4,011、グロース250は13ポイント安の686で引けています。

下落を主導したのはアドバンテスト(6857)、ソフトバンクG(9984)、東京エレクトロン(8035)、キオクシアHD(285A)、ファーストリテイリング(9983)です。この5銘柄だけで指数を約1,323円押し下げました。

対して騰落数を見ると、値上がり40.5%、値下がり56.2%。今日のような相場でもしっかりと買われている銘柄もありますね。

そして日経平均−2.73%に対し、TOPIXは−1.05%。これまでの相場と逆回転しています。

日経平均は4月下旬に6万円台に乗せてから、わずか2カ月弱で7万円台に到達しました。しかしこの上昇は主力銘柄によるもので、主に半導体中心に強い相場となりました。

今日起きたのは、その巻き戻しです。上げを作った銘柄が、そのまま下げを作ったということで、言わば下落が広範なリスクオフではなく、一部の銘柄による歪な動きということです。

セクターごとでも見ると、上昇したのは33業種中11業種。医薬品、鉱業、保険業、海運業、陸運業が上位です。

中外製薬(4519)、武田(4502)、第一三共(4568)、塩野義(4507)、エーザイ(4523)の医薬品も強いですね。東京海上HD(8766)、SOMPO(8630)、りそなHD(8308)、三菱UFJ(8306)の金融セクターも堅調です。

そしてJT(2914)、セブン&アイ(3382)、セコム(9735)、KDDI(9433)。三菱重工(7011)、日本製鉄(5401)、コマツ(6301)も高いです。鉱業の上昇は原油高による影響ですね。

プラス寄与上位はKDDI、中外薬、ベイカレント(6532)、大塚HD(4578)、セコムの5銘柄です。

下落側は非鉄金属、電気機器、化学、ガラス土石、機械など。ディスコ(6146)、レーザーテック(6920)、SCREEN(7735)、村田製作所(6981)、イビデン(4062)などが弱かったです。ソニーG(6758)、リクルートHD(6098)、ファナック(6954)も軟調でした。

売買代金は8兆4,378億円で、昨日からほぼ変わらず。最近の水準から比べると少し減少しています。

日米ともに決算が重要局面です。来週はマイクロソフト、メタ、アマゾン、アップル。そして日本はキオクシアやソニーなど主力が続々と出てきます。来週も痺れる展開に突っ込んでいきますね。

では、来週もいい波乗っていきましょう!