【8/21相場まとめ】日米とも下落止まらず。原油上昇、金利上昇が相場の重しに。来週はエヌビディア決算に注目!

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今週の相場が終わりました。引き続き日経はレンジ、TOPIXは4,000をキープして取引を終えました。

再び原油高が進行中で、中東情勢の動きが世界のマーケットに影響を与えています。昨日の米国株もメモリー株は買われているものの全体的に重めですね。

さて、もう8月も下旬となり、来週はいよいよエヌビディアの決算です!世界が注目する決算イベント、私たちも注目しましょう!では今日の相場を振り返ります。

【米国株】ウォルマートの決算下振れ、原油と金利の再上昇。

まず米国株から見ていきましょう。

トランプ大統領が「前例のない規模の経済戦争と孤立化を開始する」と表明したことで中東の地政学リスクが再燃しました。

原油価格が上昇する中、米国債利回りが再び上昇に転じました。これがマーケットを抑える形に。

また、小売世界最大手のウォルマートが発表した決算ですが、EPS見通しが市場予想を下回りました。これによって株価が-9.15%急落。米経済の成長鈍化や個人消費の鈍化もネガティブ視され、相場全体を押し下げました。

ダウ平均は81ドル安の53,381ドルから始まり、序盤は良かったですが失速。そのまま下落幅を拡大していきました。引けまで流れは変わらず、最終的には703ドル安の52,759ドルで大引けに。

S&P500は66ポイント安の7,641、ナスダックは263ポイント安の26,067となりました。

加えて、相場を押し下げたのは決算関連です。

半導体では低調な決算となったウルフスピード(WOLF)が急落し、スペースX(SPCX)が3日続落。ディックス(DKS)やコティ(COTY)なども決算後に下げています。

一方で機械設備のノードソン(NDSN)や、マイニングのビットディア(BTDR)が急伸。AMD(AMD)が小幅プラス圏となりました。

昨日は指数すべてが寄り付き直後から売り優勢となり、終盤にかけて下げ幅を拡大しています。中東情勢を受けた金利の乱高下に左右され、日経先物も朝の時点でマイナス圏へ。では次は日本株も見ていきます。

【日本株】日経平均は小幅反落、TOPIXはプラス圏へ浮上

今日の日本マーケットですが、朝の米国株の流れから主力株を中心に売りが先行した立ち上がりとなりました。

しかし、寄り付き直後の売り一巡後は下げ幅を急速に縮小。原油高の流れから鉱業、石油石炭、海運セクターへ資金が流入していき、半導体株への買い戻しも入りました。

これによって日経平均は一時マイナス幅を大きく縮めて66,000円台に回復。

しかし週末を控えたポジション調整に加え、翌週26日に控える米エヌビディア(NVDA)の決算発表を見極めたいとする様子見ムードが広がり、日経平均は終日マイナス圏での推移にとどまりました。

引けにかけては少し買い戻される動きもありましたが、最終的に日経平均は200円安の66,016円で引けました。

今日は川崎汽船(9107)などの海運や、三菱商事(8058)や三井物産(8031)、伊藤忠商事(8001)の大手商社株が揃って上昇しました。

前日まで軟調だったアドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、キオクシアHD(285A)、イビデン(4062)、TDK(6762)など値がさ半導体・電子部品株も買われています。

さらに、KDDI(9433)、トヨタ自動車(7203)、MS&AD(8725)、東京海上(8766)といった内需・自動車・保険株もしっかりと。これがTOPIXをプラス圏へと押し上げました。

一方で、ソフトバンクG(9984)、フジクラ(5803)、リクルートHD(6098)、信越化学工業(4063)、ファナック(6954)が軟調。トレンドマイクロ(4704)、HOYA(7741)、太陽誘電(6976)なども売られています。

日経平均は朝方の急落から急速に切り返し、前場半ば以降は66,000円台でレンジになりましたが、TOPIXはプラス圏へ浮上して引けています。プライム市場の値上がり銘柄数も56.7%(値下がり39.9%)と勢いは本物。

米株安を受けた売りを消化しつつ、日経平均は66,000円台まで戻して引けています。来週最大の焦点は8月26日の米エヌビディア決算

強さが再確認されれば、足元で下値を固めた半導体株を中心に再び6万7,000円〜6万9,000円台を目指せるか、来週も面白い相場になりそうです。

では、来週もいい波乗っていきましょう!