【8/4相場まとめ】8月相場スタート。日経平均は下落から反発。週末の雇用統計はそこまで影響せず。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

先週までの”お祭り相場”が終わって、いよいよ8月相場がスタートです。

先週末の雇用統計は雇用者が激減。さらに前月の雇用者も改訂されて減少したことから、米国の景気懸念が再燃。今日のマーケットも「急落か?」なんて声もありましたが…。

昨日SNSに投稿したように、私のビューは一貫して変わってないです。今見ておくべきは需給バランスと為替で、このあたりは先週まで公開していた動画でヒントを出していますが、大事なことは一次情報ですからね。(なぜそう言えるか?はメンターシップで解説しました)

17時半現在、米国株先物も↑で反応中。今週もいい波のっていきましょうね🌊

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ざくっと先週末のまとめ

週末の米国株は3指数が揃って下落。

7月の雇用統計は雇用者数が市場予想を下振れ。マーケットは序盤から軟調で、アップルやアマゾンなど決算を8っ票した銘柄が利確売りに押されて、ハイテク株が全体的に下落。ダウ平均は542ドル安の43,588ドルと5日続落になりました。

S&P500は101ポイント安の6,238で4日続落。ナスダックは472ポイント安の20,650でこちらも続落。3指数とも下げています。

業種ごとで見ると11業種のうち3業種が上昇。ヘルスケアや生活必需品、公益などが小幅に上げたものの、一般消費財が急落。ハイテクも下落しています。

個別株を見ると、特に下げが目立ったのはAmazonで8%も下落。ユナイテッドヘルスも4%下落して、これらがダウを押し下げました。

仮想通貨株のコインベースも急落、その他のテックも重い展開で、全体的に重い展開になりました。

雇用統計の結果が下落となり、先週のマーケットが終わりました。今週も引き続き決算が続く週で、オン・セミコンダクター、パランティア、ファイザー、キャタピラー、AMD、マクドナルド、ディズニー、イーライリリー、ウーバーなど出てきます。いよいよ大詰めですね。今週のマーケットにも期待です!

【日本株】日経平均急落も巻き返して4万円台はキープ。

では今日の日経平均を見ていきます。

週末の米国株の流れから680円安の40,118円と続落スタート。節目の40,000円を割れて、立ち上がりは重い展開でした。節目の4万円も割れて、39,850円まで下落。

今日は半導体や銀行、鉱業など売られており、そのまま前場は上値が重い流れで進みました。

後場に入ってからは少しずつ流れが変わり、アジア株もオープンして上昇したことを受けて日経平均も少しずつ回復。先週末に急落した東京エレクトロンも買い戻され、プラス圏に回復したことも指数を押し上げました。

一時は900円ほど下げていた日経平均ですが、最終的に508円安の40,290円で大引け。値下がり銘柄は1,000を超えましたが、騰落レシオもかなり加熱モードだったので、ちょうどよかったですね。

今日はTOPIXも同じような展開で、下げ幅は日経平均と同じくらい。終値は2,916で、グロース250指数はわずかに上昇して4日続伸となっています。

こちら直近1週間の日経平均。

今日の売買代金は4兆8035億円。業種ごとで見ると銀行や鉱業、サービスが下落。その他製品、不動産、精密機器が上昇。プライム市場の値上がり銘柄は29%、値下がり銘柄は67%。

今日は任天堂の決算が出ましたが、「スイッチ2」の販売好調から買われており、今日は5%ほど上昇。営業利益が前年同期比4.4%増でした。

KDDIは3日ぶりに反落。営業利益が前年同期比1.6%減となり、上方修正の思惑もあったなかで期待外れとなって売られています。

ディスコやレーザーテック、アドバンテストなどの主力半導体が弱く、フジクラなど電線株も小休止。三菱UFJや三井住友など銀行も弱め。UFJの決算は良かったので、これでメガバンクの決算が出揃いましたね。

他の主力だと良品計画、イオン、大塚商会、HOYA、大東建託、スシローなど上昇しています。ドル円は円安へ動いており、147円後半で推移しています。

今日は序盤に大きく下落したものの、後半から盛り返し。雇用統計の悪化の影響はそこまででした。今週はそこまで大きな経済指標やイベントはないですが決算は続きます。

三菱重工、リクルート、ダイキン工業、三菱商事、味の素、川崎汽船、川崎重工、IHI、NTT、ホンダなどなど。今週も面白い相場になりそうです。

では、明日もいい波乗っていきましょう!