
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今日の日本市場も続伸となり、結局この1週間はリスクオンになりましたね。先週末に「週明けにブラックマンデーか?」なんて声もけっこうありましたが、今の相場環境から考えてもそれは現実的でないですね。
きれいに4万円が押し目になって反発となりましたが、事前の予想通りのいい相場になりました。
米国株は高値圏でレンジで、やや売りが優勢に。ただナスダックは最高値を更新しています。では、今日のマーケットを振り返りましょう。
【米国株】まちまちの展開もナスダック続伸で最高値を更新
昨日の米国株はダウ平均とS&P500が反落。
ダウは236ドル高で寄り付き、その後も底堅い動きでしたが、失業保険申請件数や、インフレ見通しの上振れもあって徐々に失速。
期待の決算もまちまちで、下落に転じるとなかなか巻き返すことができず。終盤には安値圏にまで下落し、最終的には224ドル安の43,968ドルで引けています。
景気敏感株の売りが加速してS&Pも下落。5ポイント安の6,340ポイントで引けています。

ナスダックは73ポイント高の21,242となり続伸しています。失業保険申請件数は前週比8,000件増となりました。予想以上に悪化したことから米国経済の先行き不安につながりました。
昨日は11業種のうち6業種が上昇。公益が強かったのと、生活必需品や素材など上昇しています。やや資金がディフェンシブに移っており、5業種が下落。特にヘルスケアや金融が弱いです。次いでコミュニケーションサービスやエネルギーなど。
個別株を見るとアップルが続伸。昨日出た報道では追加で米国内に1,000億ドルの投資を表明。円ベースだと15兆円ほどの巨額投資の期待から買いが先行しました。
そして半導体株も反発。関税の対象外の報道が出てTSMCが上昇し、決算後に急落したAMDも反発。パランティアも続伸、エヌビディアも小幅に上げています。他には通信会社のベライゾン、そしてコカ・コーラなども上昇しました。
一方で好決算だったエアビーアンドビーが急落。下半期の成長鈍化という弱いガイダンスが売りを誘いました。ヘルスケア大手のイーライ・リリーは治験中の肥満治療薬の悪材料が出て14%急落しています。
【日本株】TOPIX初3,000超え。日経平均も続伸!
では日本株も見ていきましょう。
今日の日経平均は序盤から上昇。ナスダックの上昇の追い風をうけて買い優勢で始まりました。
引き続き目の前には関税問題がありますが、すでに織り込み済みとなって相場はリスクオンに。今日は自動車や電機、精密機器など輸出株セクター、他には情報通信や商社など幅広く買われました。
前場はその勢いのままに推移し、後場に入ってからも流れは変わらず。大引けにかけてやや重くなりましたが、さすがに明日から3連休、お盆休みにも入ることから手仕舞い売りも。
一時は42,000円台に回復して、いよいよ日経平均も最高値が見えてきました。最終的には41,800円前後でレンジでしたが、来週以降の相場にも期待の持てる動きでしたね。日経平均は41,820円で引けています。
今日はTOPIXも堅調で、史上初の3,000ポイント台に乗せました。いよいよTOPIXも大台到達です。一方でグロース250は下落しました。
今日は売買代金は6兆7792億円。強かったセクターはゴム、精密機器、その他製品など。繊維、医薬品、非鉄金属が下落しています。プライム市場の値上がり銘柄は65%、値下がり銘柄は30%。

今日目立っていたのはソフトバンクグループ。10%以上上げて年初来高値を更新。ビジョン・ファンドの収益拡大が追い風になり、前年は1,742億円の赤字でしたが、今回で黒字転換ですね。
他にもアドバンテストやディスコなど主力半導体が買い戻し。ソニーや任天堂も強かったです。トヨタも反発して自動車株も底堅い展開。ファストリも買われましたね。
下落で目立っていたのが中外製薬。17%安と大きく急落しています。イーライ・リリーの下落も影響したと思いますが、同社が下落した肥満症治療薬を中外製薬もかかわっており、つられて売られました。
フジクラや古河電気などの電線株も下落。ここまで強かった分の利確売りに押されました。三菱重工や良品計画も売られています。
これで日経平均は週間で2.5%高となり、前週末から1,000円ほど上昇。日米関税問題が無事に着地した感もあって、ちょっとしたバブル相場になっています。
グロース250も年初来高値、TOPIXははじめて3,000を超えて、あとは日経平均です。半導体が重い中でここまで強いと思いますが、昨年7月につけた過去最高値まであと少しです。
ここで連休かよ・・というところですが笑、それも相場ですね。決算は終盤、来週は米CPIに注目です。
では、来週もいい波乗っていきましょう!