【9/2相場まとめ】米国はレイバーデーで休場。日経平均は反発、バリュー株に関心集まる。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

昨日の米国株は休みでしたが、世界の金融マーケットは動いています。特に気になっていたのは欧州株でしたが、ひとまず底堅く動いてくれたのはよかったです。

米国→日本→欧州→中国と、世界の4大マーケットといえますが、時差の影響もあって日本は早めに動きます。もちろんすべて連動して動いているため、昨日は欧州に注目していました。

今日の日本株も反発。日経平均は42,000円の攻防戦ですね。では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】米国市場はレーバーデーの祝日で休場

今日はこのパートは簡単に。

株も債券もどちらも休場、朝方の日経先物は反発していて、ドル円は147円台前半で動いていました。昨日の下落から買われる動きも見られました。

コモディティ市場は動いていて、金銀やプラチナ、パラジウムなど堅調な動きに。特にゴールドは連騰しており、株だけでなくコモディティにも資金が入ってきています。原油も反発していますね。

今日から米国株も9月相場スタート。注目の経済指標が続けて出てくるので注目です。

こちら週末の米国株。

【日本株】日経平均は反発!マイナス圏に下げるも盛り返し。

今日の日経平均は110円高の42,299円で寄り付き。

寄り付き後はレンジになり、方向感ない天下になりましたが、前場の後半にかけて上昇。11時半頃には下げっていましたが、一進一退の攻防戦が続きました。

マーケットは米国の金融政策の期待もあり、そして商社や海運などバリュー株も物色されて相場を支えました。

後場に入ってからは急落し、一気に下げ幅を拡大。14時半頃には今日の安値である42,100円手前まで売られましたが、大引けにかけては買い戻されました。

今日は場中で日銀副総裁の氷見野氏の発言もあり、早期利上げについては慎重な姿勢のまま。これによって為替は円安が進み、ドル円は147円台の後半へ。

今日は商社や石油、鉱業などが買われ、鉄鋼などもいい流れに。食料品や金融株も堅調でした。引き続き商社株がTOPIXを引っ張り、バフェット砲が影響していますね。

日経平均はマイナス圏に下げる場面もありましたが、最終的には42,310円で大引け。売買代金は4兆9534億円でした。

TOPIXも上昇、今日はグロース250は下落しています。業種ごとで見ると卸売、海運、証券先物などが上昇。機械、その他製品、サービスが下落。プライム市場の値上がり銘柄は62%、値下がり銘柄は34%でした。

個別株を見ると、まずは商社株から三菱商事。今日は3%ほど上昇して年初来高値を更新。配当権利の思惑から買われたと思いますが、円安も追い風になりました。

三越伊勢丹も上昇。直近の業績鈍化も、ややその鈍化から戻ってきつつあり、今日は百貨店株もいい流れでしたが、その流れから6%ほど上昇しました。

主力株を見ると、ファストリや東京エレクトロンなどが上昇。他にもキリンや京セラ、スズキ、関西電力などが上昇しています。弱かったのはソフトバンクG、アドバンテスト、ファナック、良品計画など。

国内長期金利がやや低下したこともよかったですね。目先は自民党総裁選の話も出てきて、今日も会合がありました。そのタイミングでサントリーの会長のネガティブ材料が出るなど、水面下でいろいろと動いている様子。

そして今夜は注目ののISM製造業が出ます。前月から上振れ予想ですが、果たして。

明日は21時からLIVE予定です。では、明日もいい波乗っていきましょう!