
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今日のマーケットもいい流れ。米国も日本も最高値を更新。ただ日本にかんしては指数寄与度の大きい銘柄が押し上げた印象で、全面高とは言えないですね。値上がり値下がりも半々くらい。
今夜は米国のインフレ指標が出てくるのと、明日も続きます。水曜夜のLIVEはお休みで、今週は明日木曜夜に放送予定です。
そして、こちらの無料セミナーですが、明日まで公開です。今注目すべきは来週17日開催のFOMC。ここへむかって利下げがあるのかないのか、その思惑でマーケットが動いています。
ということは、今からそれを考えて先回りしておくことで恩恵を受けれます。私のビューは一貫して変わってないので、こちらからご覧ください。
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では、今日のマーケットを振り返りましょう。
【米国株】3指数がそろって最高値を更新!
昨日の米国株も続伸、来週のFOMCへむけて利下げ期待のマーケットが続いています。
今みたいな相場は稼ぎやすい相場で、トレンドもわかりやすいので、波乗りトレーダーとしてはかなりトレードしやすいですね。
ダウ平均は32ドル高の45,547ドルで寄り付き、序盤は重い立ち上がりも徐々に買い優勢に。ハイテク主導の相場となりましたが、その他のセクターも堅調。ダウは上げ幅を拡大して最終的には196ドル高の45,711ドルまで上昇、最高値を更新して取引を終えました。

エヌビディアなど半導体株やAi株、テックが堅調だったことからナスダックとS&Pも続伸。ナスダックは80ポイント高の21,879ポイント、S&P500も17ポイント高の6,512ポイントと、それぞれ最高値を更新しました。
昨日は11業種のうち8業種が上昇、コミュニケーション・サービスや最も上昇しました。一方で素材が下落率トップとなっています。
昨日はアップルが新商品を発売。ここ最近は堅調にのびていたAppleですが、イベント終了後に下げています。昨日はゴールドマンサックスなど金融株も堅調。ASMLなど他の半導体株も強い動きでした。
今夜はPPI(生産者の物価指数)が出ます。これにも注目です。では次に日本株も見ていきましょう。
【日本株】日経平均も最高値を更新!選挙相場へ
今日の日経平均は53円高の43,513円で寄り付きました。
米国ハイテク株が強い流れから、今日も半導体やデータセンター株などが堅調。買いが一巡したあとは少し失速しましたが、それでも流れは変わらず。
後場も引き続き買い優勢で、徐々に上げ幅を拡大し、引け前に日経平均は今日の最高値へ。再び44,000円の世界を目指す動きとなり、最終的には378円高の43,837円で大引け。終値ベースで最高値を更新しました。
今日はTOPIXも堅調で、18ポイント高の3,140まで上昇。グロース250も反発しています。

今日は値上がり銘柄が800を超えて、業種ごとで見ると非鉄金属、銀行、情報通信、電気ガス、電気機器などが上昇。医薬品、輸送用機器、繊維製品、鉄鋼、金属製品などが下落。セクターで見ると値上がり値下がりは半々ですね。売買代金は4兆4726億円。プライム市場の値上がり銘柄は50%、値下がりは44%。
ハイテク株高の流れからソフトバンクGが大幅上昇。米オラクルが28%ほどぶち上げましたが、AIインフラへの投資もあって関連株として同社も買われました。
アドバンテストも続伸となり、この2社だけで日経平均を223円押し上げ。他にもフジクラ、ソニー、東京エレクトロン、TDKなど上昇しています。他にもメガバンクも買われて、関西電力も強い流れ。メタプラネットもひさしぶりに反発。
主力で下げたのはサンリオやトヨタ、JX金属も下げて、防衛株もさえない動き。大阪チタニウムも大幅下落です。
マーケットは利下げ期待、そして選挙相場ということで、加熱しながらもいい流れが続いています。再び44,000円の世界を目指しており、その時が近づいてきています。
欲をいえば今日みたいに指数寄与の大きい銘柄が押し上げる相場ではなく、幅広く買われて上昇する相場のほうが良くて、なので今日と明日の米インフレ指標は注目ですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!