
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
10月相場、波乱の幕開けとなり重い雰囲気が漂っていましたが、今日は日米ともに反発。金銀などコモディティも続伸していますね。
明日で今週の相場も終わりますが、週末はいよいよ総裁選挙。小泉さん優勢の報道も多いですが、ステマに除名騒動にネガティブ材料が続きます。結果ははたして・・。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】3指数とも続伸、ハイテク上昇。
昨日の米国株も強い展開となりました。
夜にLIVEをしてましたが、出てきたADP雇用がかなり弱く、労働市場の減速がくっきりと。金利が低下して、利下げ観測が強まりました。
ダウは31ドル安の46,366で取引を開始。政府機関の一部閉鎖もあって、序盤は弱い立ち上がりに。方向感に欠ける展開が続きましたが、後半から流れが変わり買い優勢に。最終的に43ドル高の46,441ドルまで上昇しました。これだダウは連日の上昇となり、最高値を更新しています。
エヌビディアやインテルなど半導体が上昇、テスラやパランティアも続伸するなどハイテク株も相場をけん引。S&P500は22ポイント高の6,711まで上昇、こちらも最高値を更新です。ナスダックも95ポイント高の22,755で引けました。

昨日は11業種のうち4業種が上昇。ヘルスケアが連日で買われて続伸しています。7業種が下落してもっとも下げたのは素材でした。
個別株を見ても昨日はメルクが高騰、アムジェンやイーライリリーなども上昇しています。テスラは新型モデルYが好調なことから買われました。ナイキも決算を抜けて急騰しています。
また、トランプと習近平が4週間後に会談するとのことで、トランプが自身のSNSに投稿。議題は「大豆」とのこと。ちなみにこちらが大豆の年初来チャート。

では次に日本株も見ていきます。
【日本株】日経平均は5日ぶり反発!半導体株がけん引。
今日の日経平均は寄り付きから買い優勢でスタート。
米国株の流れをうけて半導体株に買いが集まりました。序盤から500円ほど上昇した日経平均でしたが、勢いはすぐに失速。目の前には45,000円の壁があり、ここは超えることはできませんでした。
前場はそのまま失速して取引を終了。その後、後場に入ってからも半導体株の勢いは続き、他には医薬品や非鉄金属が続きました。内需関連や金融株が弱かったのでTOPIXが重く、日経平均と対照的な動きでした。
引けにかけても買い上り、最終的に385円高の44,936円まで上昇。終わってみれば5日ぶり反発となりました。

今日は値下がり銘柄数が1,000を超えて、プライム市場の6割に。医薬品、非鉄金属、精密機器、金属製品など16業種が上昇し、電気ガス、サービス、空運、不動産など17業種が下落。
今日はソフトバンクG、東京エレクトロン、アドバンテストなど主力株が上昇。ディスコが売買高トップ。キオクシアがストップ高に。サンリオや第一三共なども強かったですね。住友金属鉱山や三井金属なども買われています。
売られていたのはソニー、リクルート、フジクラなど。UFJ銀行など金融株も重く、東京電力も急落しました。
日経平均は5日ぶりに反発となり、TOPIXは小幅安。まちまちの展開の中、日銀の利上げを織り込む動きも見られます。値下がりの方が多く、高値圏でのレンジが続きますね。関心は週末の総裁選挙へ。来週からは新総理になって相場が動いていくので、期待と不安が入り混じっています。吉報を待ちましょう。
では、明日もいい波乗っていきましょう!