【10/21相場まとめ】日経平均が5万円に到達!高市政権への期待で連日の高値更新へ

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日は歴史的な一日になりました。まずいは日経平均が5万円の大台に乗るところまで上昇へ。その後は下落となりましたが、明日以降の相場にも期待の持てる展開でした。

そして、ついに高市さんが総理大臣へ!特に財務大臣が誰になるか注目していましたが、片山さつきさんになりました。そしてここから注目の決算も続々と出てきます。

痺れる展開に突っ込んでいくため、上下に振れると思いますが、いやー、しかしこれだから投資は面白いですね。どんな映画やドラマよりおもしろい「大人のエンタメ」です。

では、今日の相場をざくっと振り返ります。

【米国株】米国株反発!主力の決算、政府機関の閉鎖が終了が近いか?

昨日の米国株は3指数が揃って続伸。

引き続き政府機関が閉鎖しているため、経済指標が出てこないですが、それでもマーケットは堅調です。米中貿易摩擦の警戒感にもブレーキがかかり、買い優勢の相場になりました。

S&Pは序盤から買い上あがり、前半には少し重くなる局面もありましたが、後半からさらに加速。引け前に少し売られたものの、終日強い相場になりました。

3指数とも上昇となり、ダウ平均は515ドル高の46,706ドル、S&P500は71ポイント高の6,735、ナスダックは310ポイント高の22,990で大引けとなりました。

相場全体がリスクオンとなった米国株、いい流れで主力決算が出てきます。今週はテスラやネットフリックスに注目ですね。

昨日は11業種のうち9業種が上昇。コミュニケーションサービスが最も上昇し、他にも金融やハイテク、不動産などが上昇しました。公益や生活必需品が下落しています。

昨日はM7などハイテクが強い相場になり、アップルやネットフリックス、パランティアなど上昇。エヌビディアは下落したものの、AMDやインテルなどの半導体は上昇。アップルは最高値を更新です。

オラクルは先週の悪材料から売られて、昨日も5%ほど下げました。他にもウォルマートやホームデポなども下落しています。

日本株も朝の時点で49,000円台後半に上昇、今日は高市総理が誕生するかもしれない、そんな期待感のなかでマーケットがオープンしました。次はそんな日本株を見ていきましょう。

【日本株】高市総理が誕生!日経平均は5万円の世界へタッチ

強かった米国株の流れをうけて、今日の日経平均は489円高で寄り付き。

高市政権への期待からも買い優勢となり、前場はその勢いのままに上昇しました。しかし後場に入ってから流れが一変。為替は円安へ振れたものの、高市総理が誕生したことによる材料出尽くしから売られました。

一時マイナス圏に下落するなど、ここまで強かった流れが逆回転するかたちに。先物主導で一時は49,900円まで上がりましたが、ここで一旦の天井となりました。

最終的には130円高の49,316円で引けています。プラス圏を維持して着地し、連日での最高値を更新となりました。

TOPIXも小幅に上昇、グロース250は小幅下落となりました。売買代金は6兆2013億円、その他製品、その他金融、金属製品などが上昇。非鉄金属、保険、機械などが下落しています。プライム市場の値上がり銘柄は46%、値下がり銘柄は49%となりました。

値上がり寄与トップはファストリで、値下がり寄与トップは東京エレクトロン。他を見ると強かったのはJX金属、他にもディーエヌエーも上昇しました。アンビスHDも上昇、アシックスも強い動きでした。

ここまで強かったアドバンテストやフジクラ、ソフトバンクGなどが下落し、防衛株や高市銘柄として話題になっていた銘柄も売られています。

なお、高市総理は金曜日に所信表明を行う予定で、「責任ある積極財政」についての発言があるかもしれません。岸田前総理の「新しい資本主義」よりは具体的だと思いますが、サナエノミクスがどんなものになるのか、要注目ですね。

バタバタしていた国内の政治が一旦落ち着きました。米国でも決算発表が本格化しますが、日本も同じです。特に来週からは主力企業の決算が出てくるため、こちらも要注目です。

月末にはトランプが来日、高市総理との会談もあるでしょう。これも注目ですし、10月末から11月頭はイベント目白押し。日経平均が5万円を超える日もそう遠くないと思いますね!

では、明日もいい波乗っていきましょう!