
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
月末のマーケット、加熱しながらも面白い展開が続いていますね。米国株が連日の上昇でぶち上げが止まりません。日経平均は上昇したものの、8割の銘柄が下落へ。
これもいつもの恒例行事になってきましたが、日経平均というのは海外で儲けてる企業の連合体です。それに半導体の影響も大きい。だからこれらの株が上がると日経平均は上がるものの、全体を見渡してみると下がってる銘柄多いわけですね。
そして、今週の最大のハイライトなるのが30日。メタ、アマゾン、アップルなど決算です。さらに日銀会合、FOMCとS級イベントに突っ込んでいきますからね。盛り上がって参りました!
今日は水曜日なので、21時からライブです。時間になったらこちらのURLからどうぞ!
→https://youtube.com/live/1n-Qv9swOU4?feature=share
【米国株】3指数続伸で連日の高値更新へ
目先は米中の会談で、これも30日予定あり、両国が歩み寄る姿勢を見せていることから株高の流れになりました。
ダウ平均は207ドル高の47,752ドルで寄り付き、序盤は少し失速しましたが、中盤から買い上がる展開に。後半は上昇が加速し、一時48,000ドル手前まで上昇。引け前は失速したものの最終的に161ドル高の47,706ドルで引けました。

S&Pは15ポイント高の6,890、ナスダックは190ポイント高の23,827となり、それぞれ最高値を更新しました。
昨日は11業種のうち3業種が上昇。ハイテクが最も上昇し、一般消費財なども上昇。8業種が下落して、不動産や公共、エネルギーが下げました。
昨日はエヌビディアの好材料が出たことでハイテクに追い風に。エヌビディア自身も高騰しました。マイクロソフトやアップル、テスラなども上昇。インテルなど半導体株も堅調でした。
フィンランドのノキアがエヌビディアから資本提携を受けることがわかり、同社は22%高騰しました。
米国株は4日連続で最高値更新。かなり強い流れが続いています。これで30日の米中会談が無事に着地すれば、さらに追い風になりそうですね!
【日本株】日経平均は大幅反発!しかし8割の銘柄が下落へ
今日の日経平均は234円高の50,453円で寄り付きました。
米国株が急騰したこともあり、国内のテック株も堅調。前日に好決算を発表したアドバンテストがストップ高になるなど半導体株が堅調。中盤には日経平均が51,000円も超えるなど強い勢いが続きました。
後場に入ってからも堅調で、14時頃には今日の高値をつけた日経平均。そのまま1,030円高の51,249円で大引けとなりました。

今日の売買代金は7兆921億円。非鉄金属、電気機器、建設などが上昇し、パルプ紙や不動産、空運などが下落しました。プライム市場の値上がり銘柄は12%、値下がり銘柄は86%。
今日は何をいってもアドバンテスト。純利益が前期比70.6%増の2,750億円とのことで、予想を上回るガイダンスで買われました。今日だけで22%高騰です。
化学メーカーのトクヤマも年初来高値を更新。半導体関連の業績が好調で、決算の結果によって今日は買われました。
他にはソフトバンクG、フジクラ、レーザーテックなどが好調。一方でファストリ、テルモ、リクルート、京セラなどが売られました。ニデックも続落、東洋エンジニアリングが急落、コマツや名村造船なども売られています。
今日はアドバンテストが主役で、この1社だけで日経平均は最高値を更新したようなもの。明日も材料がたくさんで、ボラティリティの大きいマーケットになりそうですね。メタ、アマゾン、アップルの決算に注目です!
では、また夜のLIVEで。明日もいい波乗っていきましょう!

