【11/5相場まとめ】日経平均は大幅続落へ!米国ハイテクも売られて相場急変。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

11月に入ってから相場がバタバタしていますね。米国株も急落し、今日の日経平均も重い展開。ただ日経平均に関しては朝が重かったものの午後からは回復し、5万円に戻ってきました。

引き続き国内は主力決算、今日もトヨタなど主力が続々と。世界的な半導体売りもあって指数は重めですが、相場が動いてきてるのでよく見ておきましょうね。

昨日のLIVEはこちらから視聴できます。
https://www.youtube.com/live/ZtAb9ZB8QGw?feature=share

また見ておいてください。では今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】米国ハイテク売られて3指数とも下落へ

ここまでの米国株をひっぱってきたハイテク株が売りにおされ、半導体やAI株が下げました。さらに仮想通貨も急落しており、マーケット全体を重くしていますね。

ダウ平均は188ドル安の47,148ドルで寄り付き、そのまま序盤から売り優勢の流れに。その後、反発する場面もありましたが、中ごろから後半にかけて売りが加速。最終的には251ドル安の47,085ドルで大引けとなり、ダウは続落となりました。

S&P500も80ポイント安の6,771で引けて、ナスダックは486ポイント安の23,348で引けています。

「世紀の空売り」で有名なマイケルバーリもエヌビディアとパランティアに弱気ポジションを持っていることも分かり、相場は大幅続落となりました。さらに米政府機関がまだ閉まっていることも相場を重くしています。

昨日は11業種のうち4業種が上昇。金融や生活必需品、ヘルスケアなどが上昇した一方で7業種が下落。ハイテクが最も下げて、一般消費財なども下落しました。

昨日はエヌビディアが4%ほど下落し、前日に好決算を発表したパランティアも下落。インテルやクアルコム、ASMLなど半導体株が急落しました。

配車サービスのウーバーが決算を発表しましたが、営業利益が市場予想を下回って急落。テスラも下落していて、イーロンマスクの高給にノルウェーの政府系ファンドが反対したとの報道から下げました。AMDも決算後に下落しています。

強かったのはホームデポやコカ・コーラ、VISAカードなど。他にもバイドゥやウォルマートなども上昇しています。

ハイテク株安の流れから今朝の日本株はすでに重く、今日は弱い立ち上がりになりそうな気配です。では日本株も見ていきましょう。

【日本株】ハイテク下落で一時5万円の大台割れ

今日の日経平均は続落して取引スタートとなりました。

序盤から一気に下落した日経平均でしたが、半導体株など指数インパクトの大きい銘柄が下がったことで急落。一時は5万円を割れる水準まで売られました。

しかし、後場からは少しずつ流れが変わって、5万円に復帰。前日に決算を発表した任天堂が上昇、他にも三井物産や大林組などが日中に決算を発表、これで相場は反発となりました。

後場から反発した日経平均は、引け前に少し下げるも大引けで買い直され、最終的には1,284円安の50,212円で大引けとなりました。

今日の売買代金は9兆582億円。業種別では、非鉄金属、情報通信、機械などが下落して、その他製品、卸売業、建設などが上昇となりました。プライム市場の値上がり銘柄は26%、値下がり銘柄は70%。

今日の値上がり寄与トップはファストリで、次いで任天堂、日本ハム。値下がり寄与トップはソフトバンクGで、次いでアドバンテストに東京エレクトロンとなりました。

トヨタ自動車が決算を発表し、当期純利益を上方修正し、前期比38.5%減の2兆9,300億円と発表するも市場予想を下振れとなりました。任天堂は当期純利益が前期比25.5%増の3,500億円見込みで、やや予想下振れも買われています。

大林組上場来高値を更新上場来高値を更新。当期純利益が前期比2.5%増の1,490億円見込みとなり、市場予想も上回る結果になって大幅高となりました。

今日はアドバンテストやソフトバンクG、レーザーテックなどが急落。同じ半導体からソシオネクストも急落となりました。フジクラや日立、三菱重工なども下げていますね。強かったのはサンリオや東京電力、日本ハム、パンパシ、三井物産など。

マーケットは久しぶりの調整局面となりました。ここまでの高騰を考えたら必要な調整とも言えますが、ここまで何気なく買って利益になってた人もガタっとマイナスになってるかもですね。

相場は上げ調子だけでなく必ず上げ下げするので、当面は上下に振れやすい相場を想定して波乗りしていきましょうね。

では、明日もいい波乗っていきましょう!