【11/12相場まとめ】日経平均反発で51,000円台キープ。TOPIX最高値。米国株まちまち、決算後のソフトバンクG下落。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日のマーケットも続伸。日経平均も小幅に上げて、TOPIXは最高値へ。堅調な決算発表から買いが続いていますね。米国の政府機関再開への期待も高まりつつあります。

今週いっぱいまで決算が続くので、引き続き主力企業の決算は注目しておきましょう。

そして、今日は水曜なので21時からライブ放送です。こちらのYouTubeからライブ放送するので、時間になったらアクセスしてください。
https://youtube.com/live/sPQV8VfFSvg?feature=share

【米国株】ハイテク弱めもダウ上昇で最高値を更新

昨日の米国株はまちまちの展開ながらもダウがしっかりと。ハイテク株は売りが優勢、エヌビディアなどメガテックは売られています。

ダウ平均は小幅高で寄り付き、そのまま強い流れで序盤から買い上がりました。終盤にかけさらに上げ幅を拡大して、559ドル高の47,927ドルまで上昇。これで10月末の高値を抜けて最高値を更新しました。

ナスダックは終日軟調で、58ポイント安の23,468と反落。S&P500は14ポイント高の6,846と続伸。昨日は11業種のうち10業種が上昇し、ヘルスケアが最も上昇しました。他はエネルギー、素材、不動産などが上昇しています。

個別株を見ても、メルクやアムジェンなどヘルスケア株が堅調で、ジョンソン・エンド・ジョンソンやコカコーラも上昇。ソフトバンクGがエヌビディア株の全て売却したことがわかって同社株は急落。また、クラウドサービスのコアウィーブの決算が出ましたが、予想を下振れしたことで16%急落しています。

昨日の米国株はハイテク株が下げたものの、他は堅調な動きとなりました。週内には何かしらの動きが出てきそうで、米国の政府機関が再開しそうな気配ですね。

では次に日本株を見ていきましょう。

【日本株】TOPIXが最高値へ!ドル円は円安が進む。

今日の日本市場も続伸となりました。日経平均は上下に動く相場となり、特に序盤から失速したあとに急回復し、前場はそのままの勢いで引けました。

しかし後場に入ってからは再び急落し、一時は50,600円台まで下落。その後は買われて、引けにかけて買い優勢となりました。

為替が円安進行したこともマーケットには追い風になり、最終的に51,000円台に戻ってきましたね。大引けの日経平均は220円高の51,063円。

好決算・好業績の企業に買いが集まり、多くの銘柄がプラスで上昇となりました。TOPIXも最高値へ。

今日の売買代金は7兆5億円。非鉄金属、その他製品、ゴム製品などが上昇し、情報通信、金属製品、精密機器などが下落。プライム市場の値上がり銘柄は78%、値下がり銘柄は19%となりました。

今日は売買代金トップがソフトバンクGでしたが、好決算を抜けて売られる展開に。わかりやすいくらいの事実売りとなりましたが、同社は下落しています。他にもアドバンテストやJX金属、KOKUSAI ELECTRIC、日本マイクロニクスやサムコも下落しました。

一方で電線株のフジクラや古河電工などは上昇、三井E&Sも上昇。三井海洋開発も大幅高となりました。キオクシアやレーザーテックなども上昇。他にはUFJ銀行などメガバンクも底堅いです。

自動車や商社、銀行、医薬品や食料などディフェンス銘柄も買われましたね。

米国テックの下げに加え、決算を抜けてソフトバンクGの下落があったにも関わらず、日本市場は底堅いです。個別企業を見ても決算が好調で、今日は値上がり銘柄も8割ほどになるなどマーケット環境はいいですね。

また今夜のライブでも詳しく見ていきましょう。では、明日もいい波乗っていきましょう!