【11/14相場まとめ】日経平均3日ぶり反落。日米ともにハイテク売られる。メガバンク決算に注目!

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

週末の相場はガタッと売られましたね。米政府機関が再開したものの、ちょっと材料出尽くし感もあって弱い相場に。日米ともにリスク回避の売り先行となりました。

ドル円も変わらず154円あたりをウロウロ。155円の節目が重そうではあるものの、抜けるともう少し円安トレンドが進みそうな気配です。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】3指数とも下落。ハイテク株安が加速。

少し前からわかりやすいくらいセクターローテーションしており、半導体やAI株がガタッと売られています。

ダウ平均は80ドル安の48,173ドルで寄り付き、そのあとは弱い展開が続きました。昨日、終値で48,000ドルに乗せたのはポジティブでしたが、ここまで高騰していたこともあって利益確定の売りが優勢に。

最終的に797ドル安の47,457ドルで大引けとなり、5日ぶりに反落となりました。ハイテクが弱いことからナスダックは536ポイント安の22,870で3日続落。S&P500は113ポイント安の6,737、こちらも5日ぶりに下落しました。

昨日は11業種のうちエネルギーの1業種だけ上昇。他は下落していて、一般消費財やハイテクが急落。

テスラ、パランティア、エヌビディア、AMD、Googleなどが下落。シスコシステムズも急落しました。他にもゴールドマン・サックスやJPモルガンなど金融株も下落。スターバックスも従業員のストライキが起こってマイナスに。

一方でディフェンスは買われている銘柄もあり、ナイキやシェブロンなど上昇。コストコ、ジョンソンアンドジョンソンも上昇しています。

ハイテク株を中心に下落が目立ちましたね。ややセクターローテーションしている印象です。17時現在、米国株先物は下で反応。もう少し調整の期間が続きそうですね。

【日本株】日経平均3日ぶり下落。ハイテク株安が重い。

今日の日経平均は514円安の50,767円で寄りつきました。

ハイテクが引き続き売られ、売りが優勢の立ち上がりでしたが、朝から下げ幅を拡大して一時は50,200円台まで下落。その後は持ち直したものの、前場は重い展開で終わりました。

後場からも流れは変わらずで、徐々に下げ幅を拡大。5万円台は割れなかったのは良かったですが、最終的に905円安の50,376円で大引けに。これで3日ぶりに反落となりました。

TOPIXはここのところ連日で高値更新していましたが、21ポイント安の3,359で5日ぶりに反落。グロース250も続落しています。

今日の売買代金は6兆6805億円。業種別では非鉄金属、電気機器、機械などが値下がり、鉱業、繊維製品、不動産業などが値上がり。プライム市場の値上がり銘柄は38%、値下がり銘柄は58%。

値上がり寄与トップは京セラで、ニトリ、KDDIなど。値下がり寄与トップはアドバンテストで、ソフトバンクG、東京エレクトロンと続きます。

今日は値下がり銘柄数が900を超えて、約6割の銘柄が下落。ディスコやレーザーテックなど半導体が下落し、キオクシアはストップ安に。フジクラなど電線株も重く、三菱重工なども下落。一方でUFJ銀行やINPEX、東レ、第一生命、第一三共、住友不動産などが上昇しています。

荏原製作所もストップ安に。見通しを下方修正したことが嫌気されて売られました。高市銘柄のFFRIセキュリティも急落。昨年と比べて赤字から黒字転換したもののしたものの期待外れ感もあって売られています。

これで日経平均は週間で0.2%ほど上昇。TOPIXは1.8%上昇となりました。引け後のUFJ決算も良かったみたいですね。さすがのメガバンク。

来週はいよいよエヌビディアの決算です!では来週もいい波乗っていきましょう。