
テクニカルアナリストの向川です。
1月最終週の相場が始まりました。先週末に為替が急激に円高に動いたことで、日経先物が急落していました。イヤな立ち上がりで始まることは分かっていましたが、思ったよりは耐えた印象です。
そして日米ともに今週から主力の決算が本格化。そして選挙も近くなり、今年の相場もいよいよ動き出した感があります。しびれる展開に突っ込んでいきますよ。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】先週末は方向感なし、ドル円が動く。
ここのところ米国株はレンジが続いており、あまり動きがありません。その一方でゴールドやシルバー、プラチナなどは高騰しており、今日もシルバーはぶち上げで、これで年初来で50%ほど上げていますね。
さて、では週末の米国株をざくっと見ておきましょう。
引き続きトランプ周辺がバタバタしており、地政学リスクもあいまって相場が荒れています。先週末も金融大手のJPモルガンのトップがトランプを提訴したことをきっかけにして金融セクターが重くなりました。
そして週末に決算を発表したインテルも急落!これも相場を重くしましたね。ダウ平均は反落スタートして、序盤から弱い立ち上がりで、なかなか上値が重い展開が続きました。
さらに中盤以降から下げが加速、後半はやや買い直されましたが、レンジを抜けれず。最終的には285ドル安の49,098ドルで3日ぶり反落でした。

S&P500は2ポイント高の6,915、ナスダックは65ポイント高の23,501、それぞれ続伸となりました。
セクターごとで見ると11業種のうち7業種が上昇。素材が最も上昇し、一般消費財と生活必需品が続きました。金融が大きく下げています。
こうしてみるとハイテクがやや買い直されて、M7も重かったですが、マイクロソフトが3%ほど上昇した他にもアマゾン、エヌビディア、パランティアなどが上昇しました。しかし金融が弱いことからゴールドマンサックスやJPモルガンなどが下げています。
そして、週末にかけてドル円が大きく円高に動き、週明けの日本市場は軟調な展開が予想されました。朝の時点でもかなり下げていましたが、どうなったでしょうか?日本株も見ていきましょう。
【日本株】日経平均は大幅反落!円高が重しに。
今日の日経平均は823円安で寄り付きました。
止まらない円安が警戒され、日米が連携してレートチェックに動いたと伝わり、ドル円が円高に。一気に3円ほど動きました。日経平均は多くの輸出株で構成されているため、関連銘柄の売りが優勢に。
序盤から売りに押され、前場は買い上がる雰囲気もなく下落しました。徐々に下げ幅を拡大し、前場は1,034円ほど下落。
後場に入ってから少し回復しましたが、53,000円には届かず。世論調査での高市内閣の支持率低下も伝えられ、さらに決算も控えていることから上値が重い展開でした。日経平均は最終的に961円安の52,885円で大引け。

TOPIXは77ポイント安の3,552、グロース250は9ポイント安の719で引けています。売買代金は6兆3893億円でした。強かったセクターは輸送用機器、銀行、卸売。弱いのは水産農林、鉱業、陸運など。プライム市場の値上がり銘柄は9%、値下がり銘柄は88%でした。
今日は多くの銘柄が下げましたが、なかでも自動車株が弱く、トヨタやホンダなどが売られています。また、UFJ銀行などの金融株、住友商事なども下がっています。
東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体株も重いですが、キオクシアは買われました。JX金属は軟調で、富士通、ファナック、オリックス、清水建設なども急落しています。
今日のような相場でも強かったのはIHI、任天堂、古河電気、ニトリなど。メルカリや東邦亜鉛、IDOMなどが急騰しています。
これで日経平均は3日ぶりに大幅反落となりました。この要因は為替ですが、目先の円高も少しブレーキ。しかし為替介入への警戒感もまだ残ります。
ただ、今日も引けにかけては買われており、安値圏では押し目買いも見られます。これから選挙相場に入っていくにあたり、底堅い相場に期待したいですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

